スマートフォン用モバイルバッテリーのシェアリングサービス「ChargeSPOT」を展開するINFORICHが、貸し出したモバイルバッテリーがフリマアプリやオークションサイトなどで販売されている事例があるとし、販売や購入をしないよう注意喚起した。特に、ChargeSPOTによるモバイルバッテリーの安全管理が行き届かなくなることで、重大な事故やトラブルにつながる恐れがあるとしている。
INFORICHによると、ChargeSPOTはスタンドに返却されるたびにすべてのモバイルバッテリーを点検する仕組みを整え、危険だと判断したバッテリーはロックをかけて利用できないようにしている。スタンドでの充電時も、過熱などを検知すれば自動で充電を停止する仕組みを整えている。正しく返却されずに転売されたモバイルバッテリーは、これらの管理が長期間行き届かなくなるため、安全性が保証できなくなるという。
ChargeSPOTのモバイルバッテリーは、利用規約に基づいて貸し出されたもので、利用者はモバイルバッテリーを原状どおり返却する義務がある。フリマアプリやオークションサイトへの出品、転売、譲渡などの行為は利用規約に明確に違反しており、場合によっては刑法上の罰則が科される可能性もあるとしている。

