幅広いAI機能を搭載
最近のスマートフォンではAI性能が重視されています。「Galaxy Z Fold7」も従来同様、Galaxy AIを搭載。さまざまなAI機能が提供されます。提供されるのは通話アシスト、入力アシスト、通訳、ノートアシスト、文字起こしアシストなど、基本的には従来と変わりありません。
このあたりはソフトウェアの話なので、「Galaxy Z Fold6」と「Galaxy Z Fold7」で提供される機能に大きな変化はないようです。強いて言えば、AIの処理性能に違いがあるという程度でしょうが、例えば写真に写った周囲の人を消す作業やAIスケッチといった機能では、特に速度差はないようでした。
ボイスレコーダー機能で録音した音声をテキスト化する文字起こしアシストは、相変わらずリアルタイム変換には非対応で、録音後に変換する形式です。新たに「音声録音を自動文字起こし」機能が追加されましたが、これは録音終了後、自動的に文字起こしが行われるというものです。
文字起こしの精度に関しては、以前よりも向上している印象を受けます。このあたりはソフトウェア的な処理による部分だと思われるため、旧機種もアップデートで改善する可能性はありそうです。
新たに追加された「オーディオ消しゴム」を使った雑音の消去機能は効果的です。聞き直す際に音声がクリアになり、聞き取りやすくなります。
他のAI機能も従来通り搭載。「Samsung Notes」で要約や自動フォーマットといったテキスト処理を行うノートアシストや、手描きのイラストをAIで変換してくれるスケッチアシストを変わらず搭載しています。スケッチアシストに関しては、Sペンの対応がなくなったため、指で描くようになってしまった点は残念なところです。
写真内の人物を削除したり、イラストを合成したりできるフォトアシストなども搭載。いわゆる「生成AI」というよりは、スマートフォンをより便利に使える現実的な機能を搭載しています。
今まで折りたたみを使ってこなかった人にもお勧め!
「Galaxy Z Fold7」は、文字通り一皮むけ、薄く軽くなり、画面が大きくなったことで、完成度が急激に高められた製品といえます。
閉じた状態だと通常のスマートフォンとも変わらないサイズ感な一方で、開けば大画面になるため、どのようなシーンでも使える端末に仕上がっています。逆に、普段は開かずに使い続けてしまい、折りたたみである必要がないと感じるかもしれません。
しかし、ひとたび開けば大画面でコンテンツが楽しめるのは、得がたい体験です。画面を左右に分割すれば2つのアプリを同時に快適なサイズで使えるので、今までよりもアプリの使い分けがしやすくなっています。
カメラの高画素化、パフォーマンスの向上といった長所がある一方で、Sペンの非対応という残念な変更点もありますが、総合的には、特に「今まで折りたたみ端末を使っていなかった人」にぜひお勧めしたい端末です。もちろん、既存ユーザーの買い替えでも使いやすさを感じるでしょうが、初めての人でも違和感なく折りたたみ端末に移行できるでしょう。








