ローランドは、米国のヘッドホンブランド・V-MODAのDJプレイに適したヘッドホン「M-100 PRO」と「M-10」を発表した。2025年7月12日の発売で市場想定価格は「M-100 PRO」が36,300円前後、「M-10」は24,200円前後。

  • 「M-100 PRO」(左)と「M-10」

「M-100 PR」は、定番DJギア「M-100シリーズ」の系譜に連なるDJ専用モニターヘッドホンのフラッグシップモデル。DJからのフィードバックをもとに改良を重ね、クリアな高音域とパンチのある低音域をもたらすチューニングは、プレイ中も楽曲のビートを正確に捉えられるという。セラミックコーティングされたダイヤフラムを採用したドライバー、筐体にベースダクトを組み込むことで、研ぎ澄まされたサウンドを実現し、ハイハットやバスドラムなどの音をクリアに表現するとのことだ。プレイ時に片側の耳だけヘッドホンを当てやすくするスイベル機構を採用し、楽曲とオーディエンスの反応をどちらも簡単に聴ける。従来モデル同様に、頑丈なメタルフレームとシールドを採用しながら、改良を施すことで高い堅牢性も実現している。

「M-10」は、DJに不可欠な機能にフォーカスしたヘッドホン。「M-100シリーズ」のサウンドチューニングの技術をもとに、デュアルダイヤフラム設計のドライバーによる高音域と低音域をはっきりと表現する音質で、ビートを正確に把握することができる。

両モデルともに5Hz~40kHzの周波数帯域をカバーし、ハイレゾ準拠の高音質設計。イヤークッションにはメモリーフォーム素材を採用し、遮音性能と耳へのストレスを軽減する装着感を実現している。筐体部には金属製フレームやシールドを採用し、ハードなパフォーマンスにも耐える堅牢性を提供。3mのコイルケーブルと1.5mのストレートケーブルが付属し、環境に応じてケーブルを使い分られる。専用キャリングポーチも付属し、ヘッドホンを傷つけることなく持ち運びが可能。

両モデルとも、主な仕様は以下の通り。

  • 形式:オーバーイヤー
  • ドライバー:50mmデュアルダイヤフラムドライバー
  • 感度:100dB±3dB(1kHz時)
  • 周波数特性:5Hz~40kHz
  • インピーダンス:32Ω±3Ω

サイズはともにW210×D140×H85mmで、質量は「M-100 PR」が319g、「M-10」は275gとなっている。