シャープは5月29日、「超いいよりも、ちょうどいい」をキーワードに使いやすさを追求した「AQUOS」スマートフォンのベーシックモデル「AQUOS wish5」を発表した。グローバルモデルとして、6月以降に日本/台湾/シンガポールで発売する。シャープが販売するSIMフリーモデルの市場想定価格は30,000円程度。

  • AQUOS wish5

    AQUOS wish5(左からMISORA/NADESHIKO/WAKABA/YUKI/SUMI)

“日本の美を表現する”という意図でそれぞれ和名に基づき、「MISORA」(み空=ブルー)、「NADESHIKO」(撫子=ピンク)、「WAKABA」(若葉=グリーン)、「YUKI」(雪=ホワイト)、「SUMI」(墨=ブラック)という色名が与えられている。前モデル「AQUOS wish4」を引き継ぎ、miyake designの監修による自由曲線を活かしたデザインが採用されている。

  • AQUOS wish5 MISORA

    MISORA

  • AQUOS wish5 NADESHIKO

    NADESHIKO

  • AQUOS wish5 WAKABA

    WAKABA

  • AQUOS wish5 YUKI

    YUKI

  • AQUOS wish5 SUMI

    SUMI

スマートフォンとして初めて振動で発動する防犯アラート機能を搭載。緊急時に冷静さを欠いた状態でも助けを求められるよう、画面上での操作を行うことなく、本体を振るだけで警告音/指定連絡先への架電/SMSでの位置情報発信を行うことができる。

  • 防犯アラート機能のイメージ

    防犯アラート機能のイメージ。本体を振ると発動するが、スマホを入れたカバンを持って走った際の振動などでは発動しないように調整されている

AIを活用した電話アシスタント機能も搭載しており、AIが通話内容を解析して不信な電話をブロック。また、AIが留守番電話の録音内容をテキスト化する機能も備えている。

  • 電話アシスト機能のイメージ

    電話アシスト機能のイメージ

ディスプレイは約6.6インチで120Hz駆動に対応。また防水機能が強化され、80度の高温や高圧の水流にも耐えるIPX9対応となった(従来同様、IPX5・IPX8にも対応する)。前モデル同様、「MIL-STD-810H」準拠の耐衝撃性能、IP6Xの防塵性能も備える。

  • 120Hzリフレッシュレートのイメージ

    ディスプレイは120Hzのリフレッシュレートに対応(写真はイメージ)

  • IPX9イメージ

    防水性能は、よくあるIPX8を上回るIPX9(写真はイメージ)

SoCはMediaTek Dimensity 6300を搭載。CPU性能で約20%、GPU性能で約13%向上させている。仮想メモリも4GBまで拡張可能となった。バッテリーは5,000mAhの大容量で、電池残量が約90%に達したところで充電を停止してバッテリーの劣化を抑えるインテリジェントチャージ機能を搭載。カメラにはAQUOS独自の画質エンジン「ProPix lite」を搭載し、夜景やポートレートを鮮明に撮影できる。

主な仕様は下記のとおり。

  • OS:Android 15
  • CPU:MediaTek Dimensity 6300
  • 内蔵メモリ:4GB
  • ストレージ:128GB
  • ディスプレイ:約6.6インチ液晶 HD+(720×1,612ドット)
  • アウトカメラ:有効画素数約5,010万画素(F1.8/画角79度/焦点距離25mm相当)
  • インカメラ:有効画素数約800万画素(F2.0/画角78度/焦点距離26mm相当)
  • Wi-Fi:IEEE802.11a/b/g/n/ac
  • Bluetooth:バージョン5.3
  • バッテリー容量:5,000mAh
  • 防水/防塵:IPX5、IPX8、IPX9/IP6X
  • 生体認証:指紋認証/顔認証(マスク対応)
  • その他の機能:おサイフケータイ/NFC、MIL-STD-810H準拠
  • サイズ/重さ:約H166×W76×D8.8mm、約187g