シャッターを切る前後1.5秒の動画が静止画とともに記録される「Live Photos(ライブフォト)」は、iPhone独自のメディアフォーマットです。3秒という時間は動画としては短いものの、あわせて音声も記録でき、再生時には「ループ」や「長時間露光」などのエフェクトを適用できるという特長も備えています。
とはいえ、静止画だけのときと比べファイルサイズは大きくなり、連射(バースト)が効きません。iPhone以外のスマートフォンと共有すると単なる静止画になってしまうことも、制約のひとつといえるでしょう。Live Photosはカメラアプリの画面右上にあるボタンでかんたんにオン/オフできるため、必要なときだけオンにするという使いかたが適切かもしれません。
しかし、iPhoneの設定次第では、カメラアプリを使うたびLive Photosボタンをタップするはめになります。カメラアプリを起動している間Live Photosボタンの状態は保持されますが、カメラアプリを閉じるかロック状態にしてから約30秒が経過すると、Live Photosボタンは初期状態に戻ります。オフにしたはずのLive Photosが、少し目を離した隙にオンになってしまうのです。
この問題を避けるには、「設定」→「カメラ」→「設定を保持」画面にある「Live Photos」スイッチをオン(緑色)にして、カメラアプリ終了後も設定が保持されるようにします。フィルタや被写界深度の設定を変更したときに誤って「Live Photos」スイッチをオフにすることもありうるので、しょっちゅうLive Photosボタンをタップしているな、と感じた場合はこの画面の設定を確認してみましょう。