PayPayは12月10日、スマートフォン搭載の標準カメラアプリでQRコードを読み取ると、そのままPayPayでの決済につなげる機能を発表した。事前にPayPayアプリを開く必要がなく、利便性が向上するという。iOSおよびAndroidの両方で対応し、12月10日から利用可能になっている。
これまでのPayPay決済は、まずPayPayアプリを開き、ホーム画面の「スキャン」アイコンをタップしてカメラを起動し、PayPay加盟店に設置してあるQRコードを読み取る、といった流れだった。この仕組みを知らない人がカメラアプリでQRコードを読み取ってしまい、決済に失敗するというケースが多かったという。
今回提供する新機能は、PayPayアプリの事前起動がいらない流れに改良したもの。スマートフォンに標準で搭載されているカメラアプリから、PayPay加盟店に設置してあるQRコードを読み取ると、ブラウザで専用Webページを表示。「PayPayアプリに行く」をタップすると支払い画面に移行するので金額を入力し、最後に金額を店員に確認してもらうといった流れとなる。
これにより、スマートフォンやPayPayアプリの操作に不慣れなユーザーでも、流れのまま操作するだけで簡単かつ手早く「PayPay」での決済が完了する。専用Webページでは、誤って同じQRコードを何度も読み取って決済してしまったり不正利用されないよう一定の制限を設け、その制限を超えるとエラー画面に切り替わるといった仕様になっている。