シグマは6月25日、キヤノンRFマウントの交換レンズ「SIGMA 18-50mm F2.8 DC DN|Contemporary」を7月11日に発売すると発表した。同社の交換レンズのRFマウント版では第一弾となる製品で、APS-Cフォーマット用となる。シグマオンラインショップでの販売価格は79,200円。

  • シグマ初のRFマウント版レンズ「SIGMA 18-50mm F2.8 DC DN」の発売日が決定した

35mm判換算で28.8-80mm相当のレンジをカバーする標準ズームレンズ。キヤノンとのライセンス契約の下で開発・製造・販売する。他マウント用の光学設計を継承しつつ、AFの駆動や通信速度の最適化など制御アルゴリズムをRFマウント用に開発し、高速AFやサーボAF、ボディ内収差補正に対応し、ボディの性能を引き出せるようにしたた。マウント部にはゴムのシーリングを施し、さまざまな環境での使用に配慮した。

  • F2.8通しの標準ズームレンズながら、APS-Cフォーマット対応としたことでコンパクトな設計に仕上げている

  • 高性能モデル「EOS R7」に装着したところ

  • リアキャップには「FOR RF MOUNT」の文字が刻まれている

他マウント版の18-50mm F2.8 DC DNからキヤノンRFマウント用へのマウント交換サービス(有料)も7月11日から実施する。

4月23日にRFマウント版の投入を発表したのは以下の6本。ほかの交換レンズは秋以降の発売となる。

製品名 発売予定
18-50mm F2.8 DC DN 7月11日
10-18mm F2.8 DC DN 2024年秋以降
16mm F1.4 DC DN 2024年秋以降
23mm F1.4 DC DN 2024年秋以降
30mm F1.4 DC DN 2024年秋以降
56mm F1.4 DC DN 2024年秋以降
  • 秋以降には、超広角ズームレンズ「10-18mm F2.8 DC DN」(右)やF1.4の単焦点シリーズも登場する

  • レンズ構成:10群13枚(SLD1枚、非球面レンズ3枚)
  • 画角(APS-C):73.4°(W)-30.0°(T)
  • 絞り羽根枚数:7枚(円形絞り)
  • 最小絞り:F22
  • 最短撮影距離:12.1(W)-30(T)cm
  • 最大撮影倍率:1:2.8(W)-1:5(T)
  • フィルターサイズ:φ55mm
  • 最大径×長さ:φ69.2mm × 74.5mm
  • 質量:300g