シャープは、耳穴型補聴器「メディカルリスニングプラグ」の新しいサポートサービスを6月4日から提供開始。故障や紛失、盗難などに月額550円+自己負担金で対応する「補聴器あんしんサービス」と、聞こえ具合の調整を30日分追加できる3,300円の「リモートフィットサービス(追加30)」を用意する。

  • メディカルリスニングプラグ(MH-L1-B/P)

従来のメディカルリスニングプラグ向けサポートサービスをリニューアルし、新たに2つのサービスを同社ECサイト「COCORO STORE」で提供する。料金は以下の通り。

  • 補聴器あんしんサービス:月額550円
    • 自然故障:上限25,000円(自己負担金、非課税)
    • 過失故障:上限40,000円(同)
    • 紛失・盗難:40,000円(同)
  • リモートフィットサービス(追加30):3,300円

補聴器あんしんサービスでは、メディカルリスニングプラグの故障や紛失、盗難などの思わぬトラブルをサポート。月額利用料に加え、トラブルの状況に応じた自己負担金を支払うことで、ユーザーに新品を配送する。同サービスは購入から1カ月以内に加入する必要がある。

リモートフィットサービス(追加30)は購入すると30日間、何度でも遠隔フィッティングサポートによる聞こえ具合の調整が可能になるというもの。メディカルリスニングプラグの本体には90日間の無償フィッティング期間が付帯するがその期間を延長でき、さらに時間の経過とともに聞こえ具合に変化が生じた場合など、調整が必要なタイミングでいつでもフィッティングサポートを受けられるようになる。

メディカルリスニングプラグ(2021年発売)は、COCORO STOREなどで軽度・中等度難聴者向けに販売している完全ワイヤレスイヤホンタイプの補聴器で、価格は99,800円(非課税)。カラーはブラックとナチュラルピンクの2色。

一般的な補聴器よりもリーズナブルな価格ながら、認定補聴器技能者や、言語聴覚士の資格をもったフィッター(調整者)、専門フィッティングスタッフによる遠隔でのフィッティングやアフターサービスを実現し、自宅にいながら聞こえ具合の調整が可能。管理医療機器の認証も取得済み(医療機器認証番号:303AFBZX00058000)。

ユーザー自身で手持ちのスマートフォンとBluetooth接続し、専用アプリから各種調整や設定が行え、フィッティングや聴力チェック、ビデオカウンセリングまで、ほとんどの操作をアプリ内で行える。通常の完全ワイヤレスイヤホンとして音楽を楽しんだり、ハンズフリー通話で使ったりすることも可能だ。購入前に試してみたいというユーザーのために、COCORO STOREやドコモのKikito、レンティオなどでのレンタルに対応している。