Google Cloudは5月24日(現地時間)、ブログを更新し、史上初めてアフリカとオーストラリアを直接接続する海底ケーブル「Umoja」を敷設すると発表した。アフリカ全土でコネクティビティを高め、経済成長への加速とレジリエンスへの強化を図っていくとしている。

  • アフリカとオーストラリアの間に海底ケーブル「Umoja」敷設 - Google Cloudのアフリカリージョン強化

スワヒリ語で団結を意味する「Umoja」を名前に冠した海底ケーブルがアフリカ大陸・オーストラリアを直接接続するという内容。海底ケーブルによって大きな帯域の可用性が高まるほか、Google Cloud南アフリカリージョンを拠点にジンバブエ、ザンビア、DRC、ルワンダ、ウガンダを経由してケニアまでの地上回線も整備する。

あわせて、Googleとケニアはサイバーセキュリティの強化に向けて協力していくと共同で声明を発表した。移民・市民サービス省はGoogle CloudのCyberShieldソリューションとMandiantの専門知識の活用を進めるほか、eCitizenプラットフォームの防御を強化。Googleはケニアの情報通信省、およびデジタル経済との協力に関する声明に署名している。

駐ケニア米国大使は発表に寄せて、「信頼性と回復力のあるデジタル・インフラに支えられた最新テクノロジーへのアクセスは、経済機会の拡大に不可欠です。これはケニアのデジタルトランスフォーメーションの旅にとって意義深い瞬間であり、本日の発表の恩恵は地域全体に波及するでしょう」と述べている。