米Microsoftは3月21日(現地時間)、オンラインイベント「Advancing the new era of work with Copilot」において、法人向けの「Surface Pro 10 for Business」と「Surface Laptop 6 for Business」を発表した。

キーボードにCopilotキーを装備し、プロセッサにNPU(Neural Processing Unit)を内蔵したIntel Core Ultraシリーズを搭載しており、「ビジネス用に設計された初のSurface AI PC」と強調している。イベントでコンシューマ向けに関する情報は提供されなかったが、The Vergeなど米報道によると、Microsoftは開発者カンファレンス「Build 2024」(5月21〜23日)の前日、5月20日にメディア向けイベントを開催する予定である。

Core Ultra搭載によって、パフォーマンス面で前世代に比べて、Surface Pro 10は最大53%、Surface Laptop 6は最大2倍高速になり、NPU統合により、「Windows Studio Effects」や「Live Captions」のようなAI機能、今後の成長が見込まれるAIアプリを活用する機会が広がる。両製品ともフロントカメラが強化され、ディスプレイに反射を最大50%低減させる反射防止コーティングが施されている。

Surface Pro 10 for Business

Surface Pro 10は、デザインに変更はなく、サイズは前世代と同じ13インチだが、スクリーンの輝度が最大450nitsから同600nitsに、約33%向上している。Surface Pro 9のスクリーンも屋外で問題なく使用できる明るさだったが、さらに見やすくなった。コントラストも1200:1から1300:1に向上している。2-in-1 PCのSurface Proをタブレットスタイルでデスクに置いて使用すると、照明や日の光がスクリーンに映り込みやすいが、明るくなったスクリーンと反射防止コーティングの効果で屋内・屋外を問わずより快適に使用できる。

プロセッサは「Intel Core Ultra 5 135U」または「Intel Core Ultra 7 165U」で、それによりバッテリー動作時間(一般的なデバイス利用シーン)が最大19時間に伸びた。メモリーにLPDDR5Xが採用され、64GBのオプションを選択できるようになった。

AI PCの性能を活かすために、フロントカメラに新設計の「Ultrawide Surface Studio Camera」を搭載する。1440pのビデオキャプチャが可能。Windows PCで最大の114度の視野角を持ち、Windows Studio Effectsの自動調整により、ビデオ通話のあらゆるシーンやケースで適切な構図を得られる。

Windows 11 Proの包括的なセキュリティ機能をサポートし、新たにNFCセキュリティキーを用いたログイン認証をサポートする。また、2024年後半に5Gモデルを発売する予定で、IntelベースのSurfaceで初の5G対応PCになる。

  • ディスプレイ:13インチPixelSense Flow(2880×1920、1300:1、SDR 600nits、120Hz)、反射防止コーティング、Corning Gorilla Glass 5
  • プロセッサ:Intel Core Ultra 5 135U/Core Ultra 7 165U
  • RAM:8GB/16GB/32GB/64GB
  • ストレージ :256GB/512GB/1TB
  • フロントカメラ:Ultrawide Surface Studio Camera(1440p QHD)、視野角114度
  • リアカメラ :10.5 MP Ultra HD
  • オーディオ:デュアルマイク、2Wステレオスピーカー(Dolby Atoms)、Bluetooth LE対応
  • ポート:USB 4/Thunderbolt 4×2、Surface Connect、Surface Pro Keyboard
  • ワイヤレス:Wi-Fi 6E、Bluetooth 5.3
  • バッテリー :48Wh(一般的なデバイス利用シーンで最大19時間)
  • サイズ:287×208.6×9.3㎜
  • 重量:879g
  • カラー:プラチナ/ブラック

Surface Laptop 6 for Business

Surface Laptop 6は、13.5インチと15インチの2つのサイズのラインナップ。デザインに大きな変更はないが、熱設計を見直し、HシリーズのCore Ultraを採用することで、以前ならデスクトップPCに任せていたような作業もこなせるパフォーマンスを実現した。ディスプレイの輝度は400nitsと前世代から変わらないが、メモリーとストレージのオプションがSurface Pro 10とほぼ同等に改善されている。

新しいSurface Studio Cameraを搭載し、1080pのビデオキャプチャに対応、Windows Studio EffectsなどAIを活用した機能を利用できる。北米では、15インチ・モデルでスマートカードリーダーを搭載したオプションを選択できる。

  • ディスプレイ:13.5インチPixelSense(2256×1504、1300:1、SDR 400nits)/ 15インチPixelSense(2496×1664、1300:1、SDR 400nits)、反射防止コーティング、Corning Gorilla Glass 5
  • プロセッサ:Intel Core Ultra 5 135H / Core Ultra 7 165H
  • グラフィックス:Intel Arc(RAM:16GB/32GB/64GBモデル)、Intel HD(RAM:8GBモデル)
  • RAM:8GB(LPDDR5)、16GB/32GB/64GB(LPDDR5x)
  • ストレージ :256GB/512GB/1TB
  • フロントカメラ:Surface Studio Camera(1080p フルHD)
  • オーディオ:デュアルマイク、Omnisonicスピーカー(Dolby Atoms)、Bluetooth LE対応
  • ポート:USB 4/Thunderbolt 4(13.5インチは1つ、15インチは2つ)、USB 3.1、3.5mmヘッドフォン、Surface Connect
  • ワイヤレス:Wi-Fi 6E、Bluetooth 5.3
  • バッテリー :47Wh(一般的なデバイス利用シーンで13.5インチは最大18.5時間、15インチは同19時間)
  • サイズ:308×223×16.7㎜(13.5インチ)、340×244×16.9㎜(15インチ)
  • 重量:1.38kg(13.5インチ)、1.68kg(15インチ)
  • カラー:プラチナ/ブラック