スウェーデンの「Blueair(ブルーエア)」は、空気清浄機を専門に開発・販売している世界でも人気のあるメーカー。そのブルーエアから2月16日に、カジュアルラインの新しい空気清浄機「Blue Max」シリーズが発売されます。

ブルーエアはカジュアルラインとして「Blue 3000」シリーズを展開していますが、新型のBlue Maxは従来のBlue 3000シリーズと比べて花粉除去スピードが最大2倍に向上。Blueシリーズ初のIoT機能も搭載しています。花粉の季節にますます注目度が高まる空気清浄機、Blue Maxの実機を体験してきました。

  • 従来モデルのBlue 3000シリーズはストンとした円柱型でしたが、新モデルは底に向かって緩やかに広がる安定した形になりました

シンプル&カジュアルな「Blue」ライン

Blue Maxのラインナップは、適用床面積48畳のBlue Max 3450i(直販価格33,990円)、42畳のBlue Max 3350i(直販価格28,930円)、22畳のBlue Max 3250i(直販価格24,970円)、同じく22畳でIoT非搭載のBlue Max 3250(直販価格16,940円)です。

ブルーエアは空気清浄機専門メーカーだけあり、さまざまなラインナップをそろえています。このうちBlue 3000シリーズは、ブルーエアの高い空気清浄技術「HEPASilent(ヘパサイレント)テクノロジー」を搭載しつつ、デザイン性の高さとリーズナブルな価格帯から人気です。新製品となるBlue Maxは、このBlue 3000をブラッシュアップ。従来モデルからパワーも機能性も向上させています。コスパも良好!

  • 写真はもっとも小さなサイズのBlue Max 3250iとBlue Max 3250。どちらも適用床面積22畳ですが、Blue Max 3250のみIoT非搭載。Blue Max 3250はオートモードや部屋の空気状態を可視化する機能も搭載せず、シンプルかつ低価格に寄せたモデルです

従来のBlue 3000シリーズと新Blue Maxを含めた「Blue」シリーズは、ブルーエアが手がける空気清浄機のなかでも、シンプルな構造とカジュアル感のあるデザインが特徴。まず目をひくのは、本体で多くの部分を占めるプレフィルター部分に「布」を採用していること。布製ソファのような質感は、リビングに置いても「家電!」という主張がありません。

Blueシリーズは360°方向から空気を取り入れる筒型のフィルターを採用していますが、このフィルターに直接、プレフィルター用の専用ファブリックを装着して、その上からファンを内蔵した本体をセットするというシンプルな構造です。

  • Blue Max 3250iを手にするマイナビニュース +Digitalの林編集長。一番小さなモデルのサイズは直径26.9×高さ48.1cm。適用床面積22畳タイプとしてはなかなかコンパクトではないでしょうか

  • Blue Max 3250iを分解したところ。左から、ファンを内蔵した本体部、Blue Maxから新搭載のノイズシールド、フィルター装着パーツ、Blue Max用フィルター、布製プレフィルター

  • 革製のタグもカッコイイ専用布製プレフィルター。基本はストックホルムフォググレー(写真最左)が付属しますが、別売りでサンドピンク(写真左上)、ラインストーンベージュ(写真右上)、モスグリーン(写真左下)、シーベットブルー(写真右下)を購入可能(2,970~3,520円)。予備として購入すれば手軽に雰囲気を変えられるし、洗い替えとしても便利ですね

フィルター、ファン、吹き出し口形状の進化で花粉を2倍早く除去

フィルターはもちろんブルーエアの「HEPASilent Technology」です。これは、汚れを帯電させて効率的にフィルターで捕集する独自技術のこと。ブルーエアは0.1μmまでの微粒子なら99.97%除去できるとします。

新モデルのBlue Maxは、このフィルターの厚みが現行Blue 3000シリーズの約2.3倍になり、さらに空気清浄性能が向上。加えて、風を生み出すファンも格段に大型化、パワーアップしました。

実際に米国家電製品協会(AHAM)の規格に従って試験を行ったところ、新Blue Max 3250と従来モデルのBlue 3210で比較すると、花粉のCADR値(※)は92cfmから189cfmと約2倍になりました。つまり、空中に漂う花粉粒子を、従来モデルの2倍近いスピードで清浄化できるということです。

※CADR値:米国家電製品協会(AHAM)の基準による集じん性能基準のこと。タバコの煙、ホコリ、花粉の3項目があります。

  • 従来モデル(写真左)と新モデル(写真右)、ファンの本体部比較。新モデルではファンが格段に大きく&強力になりました

  • 本体上部にある吹出口の形状も、従来の丸形からスリットに変更。隙間の総面積が増えたことで、より効率よく風を供給できるようになっています

  • 従来のフィルター(写真左)と新フィルター(写真右)。フィルターは約2.3倍厚みが増えました。フィルター総面積が増え、より効率的に捕集できます

とはいえ、ファンが強力になると運転音が気になるところ。そこでBlue Maxシリーズは、フィルターと本体の間に「ノイズシールド」と呼ばれる樹脂パーツを新たに搭載します。リング状のノイズシールドでファンのまわりを囲い、運転中の音を減らすのです。

運転音は、Blue Max 3250でLow運転時18dB、Hige運転時46dB。最上位モデルのBlue Max 3450iでもLow運転時23dB、Hige運転時50dBほど。空気清浄機は35dB(ささやき声レベルの音)以下なら静かといわれているので、本モデルが静かなことがわかると思います。

実際に製品を体験した会議室では3台の実機がオートモードで動いていたのですが、すぐそばに立っていても運転音には気付きませんでした。これなら365日24時間稼動させても、生活のジャマにならなさそうです。

  • 実機をチェックした会議室。左から3台はすべてオートモードで稼動中ですが、本体天面に手を乗せて風を感じるまで稼動していることに気付かないくらい静かでした

  • グレーのリング状パーツがノイズシールド。フィルターの上にノイズシールドを乗せ、その上に本体をセットします

もうひとつ注目したいのは、フィルターの交換間隔。これまでのBlueシリーズは約6カ月に1回がフィルター交換目安でした。新Blue Max(Blue Max 3250を除く)は、ファンの回転数や空気の汚れ具合などをより細かくセンシング。部屋の空気がキレイでフィルターがそこまで汚れていないと判断した場合は、最長約9カ月までフィルター交換のお知らせを出しません。「不要な交換を減らせる」というのはお財布にもSDGs的にもうれしいポイントです。

  • 新型のBlue Max(Blue Max 3250を除く)はIoTにも対応。スマートフォンから空気の汚れ変化をチェックしたり、遠隔操作したりできます

Blue Maxは高い花粉CARD値をもつパワフルな花粉捕集性能によって、花粉の季節に活躍しそうな製品。コンパクトなサイズと圧迫感のないデザイン、静音性の高さも魅力です。

今回、実機に触れたのは短い時間でしたが、生活空間で24時間稼動させても気にならなそうに感じました。IoT非搭載モデルなら価格も2万円以下とリーズナブルなので、花粉に悩まされている人は一度チェックしてみてはいかがでしょうか?