インターネットイニシアティブ(IIJ)は1月31日、20周年を迎える国内最大級のクラシック音楽の祭典「東京・春・音楽祭2024」において、ライブ・ストリーミング配信やチケット販売サイト/決済システムの提供などの総合サポートを行うことを発表した。
「東京・春・音楽祭」は東京文化会館や国立科学博物館、東京都美術館といった文化施設を会場として、毎年3月から4月にかけて開催されるクラシック音楽祭。20周年目となる今年は3月15日(金)~4月21日(日)の開催予定で、オペラ4公演をはじめとする多数の公演が予定されている。
IIJは例年「東京・春・音楽祭」のサポートを行っており、とくに近年はライブ・ストリーミング配信によって現地に行けない人に観賞機会を提供してきた。今年の同音楽祭へのサポートとして、以下のような内容を実施予定。
- ライブ・ストリーミング配信
- 公演会場における4Kリモートカメラ設置、回線敷設
- カメラ操作(画角、明るさ調整等)、スイッチング、エンコード(データ圧縮)、収録を含めた配信全体の管理・監視
- 視聴者向けアプリ、Webサイトの運用管理
- 視聴チケットのオンライン販売の決済代行
- 視聴者の会員管理システム
- 動画視聴用サイトの提供
今年の新たな試みとしては、クラウド上で映像のスイッチングを行えるクラウドスイッチャーを導入し、物理的なスタジオ設備を利用する方式だけでなく、多様なリモートプロダクションの形態に挑戦するという。