iPhoneでは、ほかのiPhoneユーザを「ファミリー共有」のメンバーにくわえることが可能です。メンバーの誰かが購入したコンテンツを全員で共有するなど、多くのメリットを受けられるため、積極的に利用しましょう。

ファミリーに参加できるのは自分を含め最大6人、そのうち1人が管理者としての役割を担います。自分が管理者ということであれば、他に5人をメンバーとして登録し、アプリや音楽など購入したコンテンツをメンバー全員で利用できるようになります。iCloudストレージや写真(共有アルバム)も共有できるので、利便性が大きく向上します。

ファミリー共有を利用できるデバイスはiOS 8以降が動作するiPhone/iPadやOS X Yosemite以降が導入されたMacなど限定されるほか、管理者のクレジットカードもしくはデビットカードの登録が必要です。

なお、名称こそ「ファミリー共有」ですが、メンバーに登録できるのは"家族"に限定されません。自分の両親など血縁関係にある人はもちろん、友人・知人レベルの関係性でもファミリー共有のメンバーにできます。管理者が許可すれば、面識のない人ですらメンバーにすることも可能です。

しかし、ファミリー共有のメンバーがApp Store/iTunes Storeで購入したコンテンツやアプリ内購入で支払った代金は、管理者が登録したクレジットカード/デビットカードから引き落とされます。だから全面的に信頼できる、あるいは行動に責任を負うべき人物以外はメンバーにくわえるべきではありません。

成人メンバーは、管理者の承認なしにアプリなどアイテムを購入できる点にも注意が必要です。承認と購入のリクエストを義務付けられる未成年メンバーのようには管理できないことを、じゅうぶん理解しておきましょう。

  • 自分の親もファミリー共有のメンバーにくわえることができます