ダイニチ工業は8月23日、デザインを一新した、加湿セラミックファンヒーターの2023年モデル「EF-H1200G」を発売した。価格はオープンで、店頭予想価格は32,780円前後の見込み。

  • EF-H1200G

EF-H1200Gは、加湿機能を搭載したセラミックファンヒーター。足元のスポット暖房として使うなど、目に入りやすい場所に設置されることが多いため、新モデルでは2015年の初代から継続していたデザインを一新した。ダイニチ工業の加湿器、空気清浄機のデザインを踏襲し、「部屋に置きたくなるスタイリッシュなデザイン」を目指したという。

  • 従来モデルとのデザインの違い

また、電気代の高騰を背景に、新しい「自動+eco」運転モードを用意した。従来までの「自動」運転モードから4度低い、室温約18度をキープする運転モードで、1シーズンの電気代を約7,100円する(電気代21円/kWh、1日6時間6カ月で計算した場合)。

本体では新たに、加湿器で採用されていた「カンタン取替えトレイカバー」を搭載した。これにより、加湿用の水を入れるトレイを2週間に1回水洗いする作業が不要となり、トレイに設置したカバーを交換するだけでお手入れが完了できるようになっている。

加えて、本体に内蔵されている気化フィルターについても、加湿器と同様、使い捨てタイプの抗菌気化フィルター「カンタン取替えフィルター」を別売で用意する。購入時に搭載されている抗菌気化フィルターは、1カ月に1回クエン酸での浸け置き洗いすることで3シーズン使える。しかしこの手間が面倒だという声が多く、使い捨てタイプの気化フィルター3個セット(1シーズン分)を2,750円で販売する。

  • トレイを水洗いする手間を省くため、トイレカバーを新採用

  • 使い捨てタイプの抗菌気化フィルターを別売で用意

このほか、温度吹き出し口の角度を調整することで、温風の到達距離を、従来機種(EFH-1200F)と比べ約1.4倍伸ばした。遠い距離でも足元などをしっかり暖めるとする。

運転モードは、温風[強]+加湿(1000W)、温風[弱]+加湿(550W)、温風[強](1200W)、温風[弱](670W)の4種類。加湿量は、強で480mL/h、弱で220mL/h。運転音は強の場合でも30dBほどと、静かな点もポイント。タンク容量は4L。

本体サイズは高さ410mm×幅375mm×奥行175mm、重さは約4.7kg。設置のめやすはコンクリート住宅・断熱材50mmありの場合で約8畳まで、断熱材なしの場合で約4.5畳。