ローランドは、BOSSブランドよりアコースティック楽器用アンプ「AC-22LX」を2023年8月26日に発売する。市場想定価格は49,500円前後。
「AC-22LX」はサウンドエンジニアによるプロのレコーディング品質の「マイキング・サウンド」を、シンプルなセッティングで実現する独自開発の「AIR FEEL」機能を搭載したアコースティック楽器用アンプ。搭載されているピックアップの音をそのまま出力する「DRY」、XY方式と呼ばれるマイキングの特徴を備えた「XY」、アコースティック楽器の響きの広がりを感じられるマイキング「AB」、アコースティック楽器の響きにアンビエンスが加わった奥行きのある空気感が得られるマイキングであるORTF方式の特徴を備えた「ORTF」、楽器から少し離れて聴くようなアンビエンスが得られる「MID SIDE」の5つのタイプの「AIR FEEL」を用意する。
楽器を接続するGUITAR/INSTRUMENTチャンネルと、ボーカル用のマイクを接続するファンタム電源対応のMICチャンネルを装備し、GUITAR/INSTRUMENTチャンネルには、「AIR FEEL」、3バンド・イコライザー、REVERB/CHORUSエフェクトを、MICチャンネルには2バンド・イコライザーとREVERBをそれぞれ搭載する。専用アプリ(macOS/Windows/iOS/Android対応)を使用すれば、REVERBタイプの切り替えなどのより細かな設定が行え、作成したセッティングは本体に15個まで保存できる。
また、アコースティックの打楽器によるリズムパターンを15パターン内蔵。BOSS独自の立体音響技術により、奥行き、定位感のあるリズム・サウンドが得られるという。専用アプリ(macOS/Windows/iOS/Android対応)の使用により、119種類のリズムパターンにアクセス可能で、好みのパターンを本体へセットすることもできる。
楽器とボーカル、リズムのサウンドを外部PA機器などに出力できるLINE OUT端子も装備。ライブ・バーやパーティの余興などでも、「AIR FEEL」機能による空気感のサウンドをそのまま持ち出して演奏できる。ループ・バック対応のUSBオーディオ機能も搭載しており、スマートフォンと組み合わせることでライブ・ストリームを行うこともできる。オプションのフットスイッチの使用により、内蔵ルーパーの録音/再生/停止、リズムの再生/停止、エフェクトのON/OFFなどの制御を足元で行える。さらに、オプションの「Bluetooth Audio MIDI Dual Adaptor」を使用すれば、スマートフォンから音楽の再生、専用アプリ(iOS/Android対応)によるサウンドエディットをワイヤレスで実行できる。
サイズ/質量はW317×H265×D210mm/4.0kg(ACアダプター除く)。本体のほか、ACアダプター、電源コードなどが付属する。