ローランドは、新方式のデジタル伝送である「デジタル・シリアルGK」を採用したギター用ディバイデッド・ピックアップ「GK-5」と同ベース用の「GK-5B」、それらに対応する「ZEN-Core」音源搭載のギター/ベース・シンセサイザー「GM-800」を2023年8月26日に発売する。市場想定価格は「GK-5」が29,700円前後、「GK-5B」が35,200円前後、「GM-800」が88,000円前後となる模様。

  • ギター用の「GK-5」

  • ベース用の「GK-5B」

  • 専用設計されたシリアル・GKケーブル(「BGK-30」)

今回発売となるディバイデッド・ピックアップ「GK-5」と「GK-5B」は、従来の「アナログ・13ピン」方式に代わり、新たに「デジタル・シリアルGK」方式を採用。従来のモデルから小型化、軽量化が図られ、より多くのタイプのギターへ取り付けが可能になっている。専用設計されたシリアル・GKケーブル「BGK-15」(長さ4.5m、市場想定価格5,500円前後)、「BGK-30」(長さ9m、市場想定価格7,700円前後)も同時発売予定。「GK-5」の本体のサイズ/質量はW38×H16×D73mm/30g、ピックアップのサイズはW103×H9×D8mm/10g。「GK-5B」の本体のサイズ/質量はW38×H16×D73mm/30g、ピックアップのサイズはW138×H9×D15mm/20g。いずれも本体のほか、取り付け用部品などが付属する。

  • ギター/ベース・シンセサイザー「GM-800」

  • 「GM-800」のリアパネル

  • ペダルボードへの組み込みイメージ

ギター/ベース・シンセサイザー「GM-800」は、ローランドの最新のシンセサイザー・エンジンである「ZEN-Core」音源を搭載。BOSSの最新トラッキング技術も採用され、演奏時のレスポンス、フィーリングが向上している。現代的なデジタル・シンセサイザーからクラシックなアナログ・シンセサイザー、ピアノ、ストリングス、サックスなど1,200種類を超える音色をプリセットしており、最大4つの音色と1つのリズムを重ねて音づくりを行える。また、音づくりの幅を広げるエフェクトは90種類以上を内蔵。作成した音色は150個まで本体に保存できる。また、「Roland Cloud」のライブラリより音色を追加することも可能。サイズ/質量はW246×H65×D134mm(ゴム足を含む)/1.2kg。本体のほか、ACアダプター(PSB-1U+ACコードセット)、ゴム足×4などが付属する。

  • GKコンバーター「GKC-AD」

また、従来のモデルとの連携を可能にするGKコンバーター「GKC-AD」、「GKC-DA」も同時に発売(ともに市場想定価格22,000円前後)。「GKC-AD」の使用により、「GK-3」、「GK-3B」などの従来のモデルを「GM-800」に接続できる。「GKC-DA」は、最新のディバイデッド・ピックアップ「GK-5」と「GK-5B」を、「SY-1000」、「GR-55」、「GP-10」などの「アナログ・13ピン」方式の製品に接続するコンバーターである。ともにサイズ/質量はW115×H36×D92mm/340g(ACアダプターを除く)。