ローランドは、同社が提供する音色ライブラリーなどのコンテンツを供与するサブスクリプションWebサービス「Roland Cloud」にて、ゲーム実況配信などで著作権フリーのBGMと効果音を利用できる「BGM CAST」の提供を開始した。

  • ゲーム実況配信などで著作権フリーのBGMと効果音を利用できる「BGM CAST」

本サービスは、ゲーム実況配信者向けのオーディオミキサー「BRIDGE CAST」のユーザーに向けて提供されるもので、「Roland Cloud」への加入が必須となる。「BRIDGE CAST」専用アプリから「Roland Cloud」の有償プランのいずれかに登録することで、数千曲のBGMと数百の効果音を利用できる。また、「Roland Account」に無料の会員登録をすると、36曲のBGMと16種の効果音を使用できるようになる。

「BGM Cast」では、「EXCITING」や「COOL」などの6種類の「ムード」から好みのタイプを選ぶだけで、多種多様なBGMの中からコンテンツの雰囲気に合わせた曲が自動で選ばれ再生される。BGMは、音楽生成AIの開発を行う「Amadeus Code(アマデウスコード)」が提供する世界最大級の楽曲データセット「MusicTGA-HR」による素材を使用。また、効果音では、エア・ホーンなどの定番サウンドから「TR-808」「D-50」「ZENOLOGY」などのサウンドを活用したものまで、幅広く提供を行う。なお、「BGM Cast」は2023年7月18日時点では「BRIDGE CAST」専用アプリのみの利用可能となっているが、今後、他のローランド製品についても対応を予定しているとのことだ。