2023年6月24日、静岡県静岡市に「ドスパラ静岡東瀬名店」(以下、静岡東瀬名店)が新規オープンしました。前日の内覧会とオープン日の模様をレポートします。
マウスソール展示など、初の試みも多数
2020年からサードウェーブは、ロードサイドに比較的広い体験型パソコンショップを展開するようになりました。これまでに23店舗をこのタイプで新規・リニューアルオープンしています。
2023年は、広島の福山ココローズ店、長野稲里店に続く3店舗目として、静岡東瀬名店がオープン。静岡県内でも浜松店、富士青葉店に続く3店舗目です。駐車場は10台。ただし、オープニングセール中は待機列があるため制限されます。
店舗の所在地は、静岡県静岡市葵区東瀬名町6-1。車でのアクセスは、静清バイパス上りの場合は瀬名ICから1分、下りは鳥坂ICから4分。公共交通機関で行く場合は、静岡駅前からバス(東瀬名町下車徒歩2分)が便利です。
店舗面積は約416平方メートルで、初の体験型店舗としてオープンした「座間相武台店」とほぼ同じ。アイテム数は約1,700。営業は年中無休で11時30分から20時(中古買取は19時30分)までです。
新しいドスパラ店舗の特徴は、何と言っても「実際に触れる・試せる・比較できる製品」が多いこと。特に高額かつ好みや利用シーンによってさまざまな機種が展開されているゲーミングデバイスを豊富に用意しています。
静岡東瀬名店も当然この点には力を入れており、多くのゲーミングデバイスを販売しているほか、実際に体験できる展示も多くありました。
静岡東瀬名店で初の試みも、いくつか見受けられました。最近、ガラスマウスパッドが人気を集めていますが、静岡東瀬名店ではさらに、サードパーティのマウスソールを実際に展示して、効果のほどを確認できるようになっています。
通路をへだてた反対側にはマウスパッドがあるので、普段使用しているマウスパッドで試すことも可能。ソールには、通常のテフロン以外にガラスソールもあるので、これを体験できるのはかなり良いと思います。
また、ゲームジャンルごとの考慮ポイントとおススメアイテムの展示があるのも今回初。個人的にはFPSだけでなく、MMO向けの製品があるのが好感持てました。
当然、最新パソコンも触り放題。展示機があっても実質触れないパソコン店舗は多いですが、最近のドスパラ店は実際に触って動作を確認できる展示機が多く、その点でも好感です。
「ドスパラはゲーミングパソコンだけ」と思っている人は多いかもしれませんが、サードウェーブブランドの一般パソコンや、raytrekブランドのクリエイター向け製品も扱っています。オープン前にチェックしたところ、THIRDWAVE、raytrekブランドの即納パソコンも用意されていました。
ゲームタイトルごとのGPUおススメ製品を紹介する展示も新設されていました。一方、今までの新型店舗にあったキャラクターグッズの販売はなく、ゲーミングチェアの展示も三脚だけと、やや物足りなさもありましたが、店舗面積の割にはギューギュー感がなく、かなり練り上げられたレイアウトになっており、最近では一番好感が持てました。
中古パソコンも扱っているのでラインアップは豊富です。アイテム数はやや少ないものの、一般パソコン周辺機器もあるので、突然の「マウスが壊れてパソコンが使えない!」といったトラブルにも応えられます。
静岡東瀬名店の木本陽太店長は、なんと元プロゲーマー。日本トッププレイヤーとして名を馳せるものの、世界の壁に直面しプロ継続を断念したという経歴を持っています。ドスパラ秋葉原本店のアルバイトからスタートし、その後、社員昇格、前橋インターアカマル店副店長を経て、静岡東瀬名店長に就任しました。
店舗の運営に関しては「地元に愛される店舗を目指しており、うちのパソコン以外でもトラブルがあれば相談していただきたい。クイック500円診断も用意しているので、店員一同ご来店をお待ちしています」と、話していました。
24日のオープン日は、開店の3時間以上前から列ができるほど注目を集めており、1時間前倒しでオープンとなりました。オープニングセールの数量限定品は従来1人1品までオープン前に予約可能でしたが、今回は1人1種類につき1品までと大盤振る舞い。先頭の方は自作パソコンパーツほぼ一式を購入していました。