シャープは6月21日、コンビニエンスストアのマルチコピー機で提供するプリント支援サービス「ネットワークプリント」にて、QRコードをかざして簡単にプリントできる新機能の提供を開始すると発表した。対応時期は、ローソンでは6月28日から、ファミリーマートでは今秋以降(一部利用できない店舗あり)。

  • ローソン・ファミリーマートなどのマルチコピー機の「ネットワークプリント」が、QRコードでの印刷・共有に対応

ネットワークプリントは、パソコンやスマートフォンからクラウド上にアップロードした写真や文書データを、シャープ製マルチコピー機が設置されている全国約30,000店舗のコンビニエンスストアで出力できるサービス。

これまで、コンビニ店頭での印刷時には、マルチコピー機に10桁のユーザー番号を入力する必要があった。今回の新機能では、プリントしたいデータをアップロードして登録するとすぐにQRコードを生成。それをスマートフォンの画面上に表示した状態でマルチコピー機のリーダー部にかざすと、番号入力の手間なくプリントアウトできる。

利用者が自身で作成したコンテンツをシェアするときも、QRコードをメールで送ったり、SNSなどで公開したりすることで、より手軽に共有できる。

加えて、店頭でスマートフォンとマルチコピー機をWi-Fi接続し、スマートフォンに保存された写真や文書データをプリントできるスマートフォンアプリ「PrintSmash」もQRコードに対応。アプリ上に表示されるQRコードをマルチコピー機のリーダー部にかざすことで、Wi-Fi接続の操作をスムーズに行える。

PrintSmashアプリを用いたコンビニ店頭でのQRコード利用開始時期は、ローソン・ファミリーマート共にネットワークプリントの開始時期に準ずる。