2023年5月発売のG-SHOCK新製品を実機写真とともに紹介する。レインボーIPのMT-Gやイルクジなど、注目の新製品をじっくりご覧いただきたい。

「MTG-B3000」に人気のレインボーIPモデルが登場!

メタルと樹脂を融合させたMetal Twisted G-SHOCK「MT-G」に、「宇宙から見たオーロラ」をコンセプトにデザインしたというスペシャルモデル「MTG-B3000PRB-1AJR」が登場。

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    「MTG-B3000PRB-1AJR」は、かつてBASELWORLD 2019で発表された「MTG-B1000RB」を思い出す

ステンレスに再結晶化と深層硬化処理を施し、さらにレインボーIPでコーティングしたトップベゼルを新たに開発。再結晶模様とレインボーIPのカラーは個体ごとに模様、色調、光沢感が異なり、タフネスとファッション性、唯一無二の希少性を併せ持つモデルとなっている。

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    黒いダイヤルがレインボーIPのベゼルを引き立てる

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    ベゼルの後ろに見えているレインボーIP部分は裏ぶたのバンパー

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    再結晶模様とレインボーIPのカラーは、個体ごとに模様、色調、光沢感が異なる

裏ぶたはステンレスバック。レインボーIPでコーティング後に底面を再研磨し、凸部のみステンレス地を再度露出させるという手の込んだ仕上げ。バンドは新色のパープルスケルトンを採用したソフトウレタンバンドとなり、ブラウンIPの遊環、パープルIPの美錠を組み合わせた。

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    新色のパープルスケルトンを採用したソフトウレタンバンド

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    構造を説明するディスプレイ。レインボーIPのベゼルと裏ぶたで、ケースを挟み込んでいる

ケースサイズは縦51.9×横50.9×高さ12.1mm、重さは111g。ソーラー充電システムのタフソーラー、マルチバンド6対応の電波時計(世界6局)、モバイルリンク機能など、機能と性能はベースモデルと同様。価格は187,000円。

今回のイルクジは初代モデルの復刻デザイン!

1990年代後半から多くの環境団体とコラボレーションモデルを制作し、サポートを続けるG-SHOCKとBABY-G。「Love The Sea And The Earth」のテーマのもと、イルカ・クジラと自然のすばらしさを伝える活動に取り組む「アイサーチ・ジャパン」を2023年もサポートする。

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    初代イルクジモデルのカラーリングをまとった最新の人気モデル

G-SHOCKが誕生40周年を迎える2023年は、初代イルクジモデルのデザインを復刻。FLOGMAN「GW-8200」とオクタゴンケースの「GA-B2100」、そして電波ソーラーの新型モデル「GMD-W5600」をベースモデルとしてチョイス。ブラックのケースにイエローのバンドを組み合わせ、初代のテイストを忠実に再現した。バンドには、もちろん「アイサーチ・ジャパン」のロゴをプリント、裏ぶたには「Love T he Sea And The Earth」のシンボルマークが刻印されている。

バックライト点灯時には「GW-8200K」にはクジラ、「GMD-W5600K」にはイルカのシルエットが現れる。「GA-B2100K」のインダイヤルには、特別にクジラ形の小針を採用した。

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    FROGMAN 30周年という意味でも特別感のある「GW-8200K-9JR」

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    9時位置の小針が特別仕様!「GA-B2100K-9AJR」

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    「GMD-5600」のタフソーラー電波時計仕様「GMD-W5600K-9JR」

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    各モデルともバンドには「ALL AS ONE」「TOUGH SOLAR」のレターが入る

また、アイサーチ・ジャパンとのコラボモデルでは初めて、素材の一部にバイオマスプラスチックを使用。パッケージからもプラスチック素材をすべて廃止し、再生紙を用いた。時計の製品袋には、ポーチとしても再利用可能な綿100%の巾着袋が付属する。

さらに機能面でも、3モデルとも自然にやさしいタフソーラーを搭載。加えて「GMD-W5600K」は世界6局の標準電波を受信して時刻を自動修正する電波受信機能(マルチバンド6)、「GA-B2100K」はBluetoothによるスマートフォンリンクで定期的に時刻合わせが可能。常に正確な時刻表示が保たれる。

価格は「GW-8200K-9JR」が79,200円、「GA-B2100K-9AJR」が27,500円、「GMD-W5600K-9JR」が26,400円。

■アイサーチ・ジャパン(国際イルカ・クジラ教育リサーチセンター)
アイサーチ・ジャパンは、海の環境学習教室やレクチャーなど、大人から子どもまで楽しみながらイルカ・クジラに詳しくなれる教育プログラムを各地で実施。また、フリーペーパーやエコグッズ販売などを通じて、イルカ・クジラと自然のすばらしさ、大切さを伝える環境教育活動にも取り組んでいる。

進化した「G-B001」に2つの新色が登場!

モバイルリンク機能やカーボンコアガード構造を採用し、ベゼルの着脱が可能な進化した「G-B001」に新色が登場。80年代のレトロカルチャーやゲームのグラフィックをイメージしたデザインの樹脂ベゼル、スケルトン素材を採用した2色成形のカプセルベゼルによって、新しい印象を身にまとった。

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    カプセルベゼルを装着した状態

グレーの樹脂ベゼルにイエローとグリーンスケルトンのカプセルベゼルという「G-B001RG-3JR」と、ホワイトの樹脂ベゼルにピンクとブルースケルトンのカプセルベゼルという「G-B001RG-4JR」の2カラーをラインナップ。カプセルベゼルは取り外すことができ、1本で2つのデザインを楽しめる。

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    「G-B001RG-3JR」のカプセルベゼルを外すと、グレーとブラックのドットグラフィックス

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    「G-B001RG-4JR」はホワイトとピンクのドットグラフィックス。カラー液晶にも注目

Bluetoothによってスマートフォン用アプリ「CASIO WATCHES」(無料)と連携し、正しい時刻の自動修正や各種設定が可能だ。価格は各22,000円。

アクアプラネットとのコラボモデルは、サンゴ畑を思わせる「BGA-320AQ-4AJR」

1990年代後半から多くの環境団体とコラボレーションモデルを制作し、サポートを続けるG-SHOCKとBABY-G。女優の田中律子氏が理事長としてサンゴ礁の保全活動を行う特定非営利団体「アクアプラネット」のサポートも行っている。

今回のコラボレーションモデル「BGA-320AQ-4AJR」は、沖縄県石垣島の海にあるカシオサンゴ畑で育つ「スゲミドリイシ」がテーマ。「スゲミドリイシ」をイメージしたピンクをベースに、ダイヤルをピンクと黄色のグラデーションカラーとした。

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    落ち着いたコーラルピンクの「BGA-320AQ-4AJR」

ダイヤルの4時位置には、サンゴ礁の周りに生息するミスジリュウキュウスズメダイのモチーフをデザイン。バンドにはアクアプラネットのロゴや「Love The Sea And The Earth」の文字をプリント、裏ぶたには「Love The Sea And The Earth」のシンボルマークを刻印した。

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    ダイヤルには「AQUA PLANET」のネームに加え、サンゴと熱帯魚のイラストがプリントされている

再生可能な有機性資源を含むバイオマスプラスチックをバンドとケースに使用し、自然環境に配慮した。パッケージも樹脂素材を使用しない、環境にやさしい仕様となっており、製品の隅々に美しい海を保護し生物を守りたいというメッセージが込められている。

電池駆動(電池寿命3年)など、機能や性能はベースモデル「BGA-320」と同じ。価格は16,500円。

■アクアプラネット 「アクアプラネット」は女優の田中律子氏が理事長となって活動している、サンゴ礁の保全活動を行う団体。田中氏は沖縄の海をこよなく愛し、美ら島沖縄大使や久米島観光大使、石垣島サンゴ大使なども務める。特にサンゴの保全、再生に力を注ぎ、本島北谷での移植活動や石垣島のサンゴ養殖活動とのコラボ活動を行っている。

ラグジュアリーに荒野を疾走!「CLASSY OFF-ROADシリーズ」

オフロードでのラグジュアリースタイルをイメージした「CLASSY OFF-ROADシリーズ」が登場する。なお、「オフロードでのラグジュアリースタイル」について話題の対話式AIに尋ねてみたところ、「オフロード車を使用しながら、高級感のあるファッションやアクセサリーを身につけ、贅沢な気分を味わうスタイル」とのことだった。

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    「GM-5600CL-3JF」(左)と「GM-2100CL-5AJF」(中央)に加え、「GM-110CL-6AJF」(右)の実機も見ることができた

ベースモデルは、メタルカバードシリーズで定番の「GM-5600」とオクタゴンベゼルの「GM-2100」。メタルベゼルにはカラーIPを採用し、ダイヤル(GM-2100CL)とガラス印刷(GM-5600CL)にメタリックな蒸着を施した。バンドはアースカラーのマットスケルトン。荒野を駆け抜ける疾走感を表現している。

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    レトロなダイヤルが目を引く「GM-5600CL-3JF」

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    2100シリーズ史上、トップクラスのラグジュアリー感!「GM-2100CL-5AJF」

機能や性能はベースモデルと同じ。価格は「GM-5600CL-3JF」が31,350円、「GM-2100CL-5AJF」が33,000円。

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    「GM-110CL-6AJF」の価格は33,000円

ビンテージ・プロダクトカラーがテーマの「DW-6600PC」「GA-400PC」

今でこそパソコンは白や黒が定番だが、昔はなぜかアイボリーやチャコールグレーといったアンバーな色が多く使われていた(それは当時から不思議だった)。

そこで、例によって対話式AIにその理由について聞いてみたところ「当時は、パソコンの筐体を作るために使われるプラスチック材料が限られていたから」、「当時はパソコンが一般家庭に普及する前であり、ビジネス用途に使用されることが多かったため、地味な色合いが好まれた」という回答を得た。が、根拠は不明瞭だった(参照ページのリンク先が404だった)。

そんな1970年~1980年代のプロダクツ(型番からわかる通りパソコンのことだと思う)のカラーリングから着想を得たという、「Vintage product colors」をテーマとしたモデルが登場。

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    スポットカラーに流行色を使うなどデザインは配慮されており、当時のパソコンのカラーより洗練されている

ベースモデルは、フロントボタンを採用した「DW-6600」とビッグケースの「GA-400」だ。セピアカラーやオフホワイト、グレーといったカラーをベースに、当時をイメージした液晶の色味など、レトロで懐かしい雰囲気のデザインに仕上げた。

機能や性能はベースモデルと同じ。駆動はともに電池式。電池寿命は5年(DW-6600PC)と3年(GA-400PC)。価格は「DW-6600PC-5JF」が13,200円、「GA-400PC-8AJF」が18,700円。