2023年5月発売のG-SHOCK新製品を実機写真とともに紹介する。今回はG-SHOCK 40周年記念モデル「REMASTER BLACK」をはじめ、オールブラックのG-STEEL「GST-B400BB-1AJF」などブラックモデルが目立つ。かと思えば、もちろんカラフルなモデルも健在。スポーツモデルのG-SQUADには初めて、オリジンをモチーフとするデザインの「DW-H5600」が登場する。

ワークアウトを手軽に、日常化できるスクエアモデル「DW-H5600」シリーズ

G-SHOCKのスポーツモデル「G-SQUAD」にハートレートモニター付きの新作「DW-H5600」が登場。型番からも想像できる通り、いわゆるオリジン「DW-5000」のデザインを受け継ぐスクエアモデルだ、

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    「DW-H5600-2JR」(左)と「DW-H5600-1JR」(右)

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    「DW-H5600MB-2JR」(左)と「DW-H5600MB-1JR」(右)

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    スペシャルモデルの「DW-H5600EX-1JR」

心拍計測用の光学式センサーと歩数計測が可能な加速度センサーを搭載。ランニング、ウォーキングといったワークアウトに対応する。また、トレーニング解析、睡眠による回復度の解析、呼吸エクササイズなども可能。血中酸素レベル計測機能も搭載した(医療用途には使えない)。スマートフォン連携機能も備え、多彩なアクティビティの計測からトレーニングの分析・管理まで、毎日の運動を多角的にサポートする。

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    背面のセンサー部。LED光を照射して体内の血流量の変化を計測、心拍数を測定する

3月に登場したG-SQUAD「GBD-H2000」同様、ハートレートモニターやアクティビティトラッカーの大手メーカー、ポラール社のライブラリを採用。計測データや分析内容は、本体液晶とともに、連携アプリ「CASIO WATCHES」から詳しく参照できる。ただし「GBD-H2000」のように自転車や水泳などのマルチスポーツには対応せず、GPS受信モジュールも搭載しない(スマートフォンのGPSを利用する)。

外観はオリジンのイメージを守りつつ、液晶画面に小型で視認性の高いMIP液晶を採用。表示もワークアウト向けのグラフィックに最適化された。一部の機種ではメタルベゼルを採用し、タフネスとともに時計としての質感も向上している。また、樹脂部分にはカシオウオッチでスタンダードになりつつあるバイオマスプラスチックを採用、環境にも配慮した。

ラインナップは、ブラックの「DW-H5600-1JR」(41,800円)、ブルーグレーの「DW-H5600-2JR」(41,800円)、ブラック×メタルベゼル(IP着色)仕様の「DW-H5600MB-1JR」(44,000円)、ブルー×メタルベゼル(IP着色)仕様の「DW-H5600MB-2JR」(44,000円)。加えて、G-SHOCKの初代モデル「DW-5000C」の設計図の一部をバンドとケースにプリントして、さらに交換用のベゼルとバンドが付属するスペシャルモデル「DW-H5600EX-1JR」(60,500円)も発売される。

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    「DW-H5600EX-1JR」のバンドにプリントされているオリジン「DW-5000C」の設計図

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    「DW-H5600EX-1JR」に付属する交換用ベゼルとバンドは、内部モジュールの配線図がデザインされている

サイズは縦51.1×横44.5×厚さ17.4mm、重さは樹脂ベゼルのモデルが59g、「DW-H5600EX-1JR」を含むメタルベゼルのモデルが65g。電源は内蔵バッテリー(USB充電)およびソーラー(ソーラーアシスト)。そのほか概要は別記事『G-SHOCK、初代スクエアフォルムに心拍計などを内蔵したスポーツモデル』もご覧いただきたい。

夜間のトレーニングをイメージした蓄光のG-SQUAD

G-SQUADからは「GBD-100」と「GBD-200」の新作も登場。

ベゼルとバンドの境界部分に蓄光樹脂を採用、夜間のトレーニングシーンで装着者の存在感を補助する。バンドには、都市の夜景をイメージしたカモフラージュ柄を蓄光MAP印刷で表現。ナイトランを感じさせるデザインとした。

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    蓄光部をダイヤルの周囲に配置した「GBD-100LM-1JF」

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    ブラックモデルとしても魅力の「GBD-200LM-1JF」

  • カシオ、G-SHOCK、GBD-200LM、G-SQUAD

    都市の夜景をイメージしたカモフラージュ柄

加速度センサーや距離計測機能、スマートフォン連携機能などトレーニングに役立つ機能を搭載。スマートフォンのGPS機能と連携して計測距離を補正する。さらに、走行ペースの計測機能や、一定の距離を走行するたびに自動でタイムを計測するオートラップ機能も備えた。

連携アプリは専用の「G-SHOCK MOVE」だ。歩数やカロリー消費量といったライフログ、アクティビティ履歴の確認など、毎日のワークアウトをサポートする。

液晶窓が角型の「GBD-200LM-1JF」のサイズは縦48.4×横45.9×厚さ15.0mm、重さは58g。一方、液晶窓が丸形の「GBD-100LM-1JF」のサイズは縦58.2×横49.3×厚さ17.0mm、重さは69g。両モデルとも駆動は電池式で、電池寿命は2年。価格は各29,700円。

オールブラックのG-STEEL「GST-B400BB-1AJF」

メタルと樹脂の異素材を融合させた「G-STEEL」。中でも薄型モジュールとカーボンコアガード構造が特徴の「GST-B400」に、オールブラックモデル「GST-B400BB-1AJF」が登場。

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    スパルタンなステルス・ブラックが魅力! 「GST-B400BB-1AJF」

ブラックIPを施したメタルベゼルを採用しつつ、ベゼルレターの色埋めを廃し、インデックスも時分針もすべてブラックだ。液晶にも反転液晶を採用した完全ステルス仕様。ただし、スーパーイルミネーターのLED色はホワイトとなる。そのほかソーラー駆動やモバイル連携など、機能や性能はベースモデルと同じ。

G-STEELのタフでシャープな印象が強調され、幅広いファッションとユーザー層にアピールするモデルだ。価格は57,200円。

40周年記念限定モデル「REMASTER BLACK」シリーズ

5月にも、待望の40周年記念モデルが登場する。今回はマイルストーンや石碑をイメージして、G-SHOCKの過去40年間の歴代モデル名をバンドに刻んだオールブラックモデル「REMASTER BLACK」シリーズだ。

ラインナップは、スクエアケースの「DWE-5600」がベースの「DWE-5657RE-1JR」(22,000円)、「DW-6600」がベースの「DW-6640RE-1JR」(18,700円)、オクタゴンケースの「GA-2100」がベースの「GA-2140RE-1AJR」(21,450円)、ビッグケースの定番「GA-110」がベースの「GA-114RE-1AJR」(23,100円)。

  • カシオ、G-SHOCK、40周年記念モデル、REMASTER BLACK

    「DWE-5657RE-1JR」(左)と「DW-6640RE-1JR」(右)

  • カシオ、G-SHOCK、40周年記念モデル、REMASTER BLACK

    「GA-2140RE-1AJR」(左)と「GA-114RE-1AJR」(右)

なお、「DWE-5657」には「DW-5700」の交換用ベゼルを同梱。付け替えることで、ひとつのモデルで「5600」と「5700」のデザインを楽しめる。

各モデルのバンドには、技術、構造、素材の進化を遂げた歴代のモデル名をホットスタンプで印刷していr。サイドボタン(DWE-5657RE/DW-6640RE/GA-2140RE)、ガラス(GA-114RE)には特徴的なスターマークを刻印した。

各モデルのベゼルとバンドにはバイオマスプラスチックを採用。さらに、40周年を意味する4つのスターマーク入りステンレス遊環が付く。そのほかバックライト(DWE-5657RE/DW-6640RE)、ケースバックにはエリック・ヘイズ氏デザインの40thロゴを刻印するなど、特別感あふれるモデルだ。すべて電池駆動など、機能や性能はベースモデルと同じ。そのほか概要は別記事『G-SHOCK 40周年記念「REMASTER BLACK」、歴代モデルいくつ分かる?』もご覧いただきたい

カラースケルトンブームを思い出す「JOYTOPIA」シリーズ

ボンダイブルー、タンジェリン、ストロベリー……。西暦2000年前後、デジタルガジェット界隈に起こったカラースケルトンブームをあなたは覚えているだろうか!? 当時の店頭ではガジェットや文房具、電卓からボールペンまで、すべからくカラフルなスケルトンモデルが幅を利かせていた。そんな時代を思い出させる「JOYTOPIA」シリーズだ。

  • カシオ、G-SHOCK、JOYTOPIA

    グレープを思わせる「DW-5900JT-6JF」

  • カシオ、G-SHOCK、JOYTOPIA

    ライムを思わせる「DW-6900JT-3JF」

  • カシオ、G-SHOCK、JOYTOPIA

    ブルーベリーを思わせる「GA-110JT-2AJF」

ベースモデルは三つ目の「DW-5900」、フロントボタン付きの「DW-6900」、そしてビッグケースの代表モデル「GA-110」。価格はパープルの「DW-5900JT-6JF」とグリーンの「DW-6900JT-3JF」が15,950円、ブルーの「GA-110JT-2AJF」が19,800円。

電池駆動(電池寿命は「DW-5900JT-6JF」と「DW-6900JT-3JF」が5年、「GA-110JT-2AJF」が2年)など機能や性能はベースモデルと同じ。レガシーモデル+コンピューターのカラーという組み合わせがベテランユーザーには懐かしく、また若いファンの目には新鮮に映るだろう。

ペアモデルにも使える「Togenkyo」シリーズ

中国の古典『桃花源記』を出処とする「桃源郷」をイメージした、「Togenkyo」シリーズが登場する。ラインナップは、スクエアケースの「DW-5610」をベースとした「DW-5610SL-4A4JR」(17,600円)と、オクタゴンケースの「GA-2110」をベースとした「GA-2110SL-4A4JR」(20,350円)だ。

  • カシオ、G-SHOCK、Togenkyo

    くすみ系ピンクが肌馴染みの良い「GA-2110SL-4A4JR」(左)と「DW-5610SL-4A4JR」(右)

両モデルとも、桃源郷をイメージした「くすみ系&ピンク系」のカラーでデザイン。時分針・小針(GA-2110SL)にはピンクゴールドアルマイト、サイドボタン・美錠にはピンクゴールドIPを使用。裏ぶたにはオリジナルデザインを刻印、パッケージも特別仕様となっている。その他の機能や性能はベースモデルと同じ。

落ち着いたピンクは性別を問わず使えるので、ペアモデルにもぴったり。テーマ的に海外市場にもアピールするモデルだ。

初夏の気分を盛り上げる! マルチカラーのミッドサイズモデル

人気のミッドサイズ・オクタゴンケースの「GMA-S2100」シリーズから、夏らしいカラーの「GMA-S2100BS」が登場する。ダイヤルはマルチカラー。液晶にもカラー液晶を使用しており、ベゼルレターの色埋めもカラフル。

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    「GMA-S2100BS-3AJF」(左)、「GMA-S2100BS-7AJF」(中央)、「GMA-S2100BS-4AJF」(右)

楽しそうな雰囲気に、気分も気温も急上昇。着けているだけでアクティブに、そしてポジティブになれそうだ。シックな、コーディネートのアクセントとしても使える。

ブルーグリーンのケースの「GMA-S2100BS-3AJF」、ピンクのケースの「GMA-S2100BS-4AJF」、ホワイトのケースの「GMA-S2100BS-7AJF」をラインナップ。価格は各15,950円。機能や性能はベースモデルと同じ。