Amazonの送料はいくら? 違いが生じる条件
Amazonで買った商品の配送料が有料になるか無料になるかは、以下の条件によって変わります。
- 購入金額:2,000円以上か、2,000円未満か
- 出荷元(発送元):Amazonか、マーケットプレイス出品者か
- Amazonプライム:プライム会員か、通常会員か
- その他:配送オプションの有無、書籍の購入、Amazonフレッシュ、初回注文など
Amazonで通常配送が有料となる場合
まずは、通常会員(プライム会員でない人)が商品を購入した場合にかかる送料について説明します。
注文金額の合計が2,000円に満たない場合は送料は有料です。出荷元(発送元)がAmazonの場合、通常配送料は本州・四国(離島を除く)が410円、北海道・九州・沖縄・離島が450円です。また、出荷元がAmazon以外(マーケットプレイス出品者)の場合は注文金額が2,000円以上であっても有料で、配送料は出品者によって異なります。
Amazonの送料が有料になる条件
- 購入金額が2,000円未満の場合
- 出荷元がAmazon以外(マーケットプレイス出品者)の場合
Amazonの通常配送料(届け先別)
本州・四国 | 北海道・九州・沖縄・離島 | |
---|---|---|
2,000円以上 | 無料 | 無料 |
2,000円未満 | 410円 | 450円 |
Amazonの送料を無料にする方法
Amazonの配送料を無料にする最も確実な方法はプライム会員になることです。通常会員でも、出荷元がAmazonの商品を合計2,000円以上同時購入するなど、工夫次第で配送料を無料にできる場合があります。
Amazonの送料が無料になる条件
- Amazonプライム会員になる
- 出荷元がAmazonの商品を合計2,000円以上同時購入する
- 「通常配送料無料」の商品を購入する
- 送料無料のマーケットプレイス商品を購入する
- Amazonで初めて購入する場合(初回購入)
以下、各条件を詳しく解説します。
Amazonプライム会員になる
「Amazonプライム」とは年額5,900円または月額600円の有料サービスで(※)、会員は数多くの特典を受けることができます。配送料に関するプライム特典としては、注文金額にかかわらず「通常配送」「お急ぎ便」「お届け日時指定便」「当日お届け日時指定便」の送料が無料となります。Amazonで頻繁に買い物をする人やお急ぎ便をよく利用する人はかなりの恩恵を受けることでしょう。
Amazonプライムはそのほかにも、プライム会員限定セールやPrime Video、Amazon Music Primeなどの特典が使えるようになります。プライム会員に初めて登録する人は「無料体験」を申し込むことが可能です。Amazonプライムについての詳細は、関連記事「Amazonプライムとは? 会費や特典、お得度を徹底解説」を参照してください。
合計2,000円以上となるよう同時購入する
単品では2,000円未満の商品であっても、複数まとめて購入したり、他の商品と同時購入することで送料を無料にできます。例えば1,980円の商品を1つだけ購入するのなら、20円~400円くらいの商品を追加するほうがお得です。
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2,000円に満たない注文をしようとすると、あといくら追加購入すると配送料が無料になるのか表示されます
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1,980円のカートに123円の商品を追加し、合計額が2,000円を超えたことで配送料が無料になりました
複数の注文は「まとめて発送」しないと無料にならない?
出荷元がAmazonの商品を複数同時購入すると、「できる限り商品をまとめて発送」という配送オプションが提示される場合があります。「まとめて発送」を選ばないと、商品がバラバラに発送されて送料が有料になるのでは? と心配になります。
しかし実際はその逆で、「まとめて発送」を選ぶと送料がかかる場合があるので注意してください。
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通常会員のAmazonアカウントでが990円と1,800円の商品を注文したときの画面です。「通常配送」を選ぶと送料は無料ですが、「できる限り商品をまとめて発送」を選ぶと510円の送料がかかってしまいます
「通常配送料無料」の商品を購入する
出荷元がAmazonの商品には、2,000円未満であっても「通常配送料無料」のものがあります。特に家電カテゴリの商品に多い傾向です。「通常配送料無料」の商品を単品で注文した場合、送料は無料となります。
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【有料】送料がかかる商品には、配送日の目安の後に「Amazonが発送する商品を¥2000以上ご注文頂いた場合」と表示されます
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【無料】2,000円未満でも通常配送料が無料となる商品は、配送日の目安の後に何も表示されません
Amazonの送料を無料にする「裏ワザ」は実際に使えるの?
ネット上では “Amazonの送料を無料にする裏ワザ” として、「書籍と一緒に商品を注文する」「Amazonギフト券と一緒に商品を注文する」といった情報が出回っています。これらの噂は以前は有効だったようですが、現在はいずれも無効になっています。
特にAmazonギフト券と商品を同時に購入する場合は、無料になるどころか逆に2,000円以上の注文でも送料がかかるケースがあるので要注意です。例えば、額面が1,000円のギフト券を単体で注文すると送料無料ですが、額面1,000円のAmazonギフト券と1,980円の商品を同時に注文した場合、合計金額が2,000円以上であるにも関わらず送料が発生します。つまり、送料が無料となる「2,000円以上」の合計金額は、Amazonギフトカードの購入分を除いた金額となりますので気をつけましょう。
なお、Amazonギフト券や書籍だけを単品購入する場合は送料無料です。
その他、Amazonの送料が変わる場合
Amazonでは「通常配送」のほかにも、「お急ぎ便」や「お届け日時指定便」などの配送オプションが用意されています。また、Amazonフレッシュおよび提携ネットスーパー(ライフ、バロー、成城石井)は送料体系が異なります。
お急ぎ便やお届け日時指定便を指定した場合
お急ぎ便やお届け日時指定便といった配送オプションをつけた場合は、下記のように送料が変わります。ただし、プライム会員はこれらの配送オプションを指定した場合でも無料となります。
Amazonの配送オプション料(届け先別)
本州・四国 | 北海道・九州 | 沖縄 | |
---|---|---|---|
お急ぎ便 | 510円 | 550円 | 550円 |
当日お急ぎ便 | 610円 | 650円 | 対象外 |
お届け日時指定便 | 510円 | 550円 | 対象外 |
当日お届け日時指定便 | 610円(本州のみ対象) |
※北海道・九州への「お届け日時指定便」以外は離島を除く
プライム会員であっても有料となる配送オプションには「マケプレお急ぎ便」があります。料金はマーケットプレイス出品者によって異なるので、よく確認してから購入しましょう。
Amazonフレッシュを利用した場合
生鮮食品などが最短2時間で届く「Amazonフレッシュ」の最低注文金額は4,000円で、プライム会員であっても1回の注文につき390円の配送料がかかます。また、届く時間を1時間単位で細かく指定する場合は500円の追加配送料がかかります(合計890円)。なお、10,000円以上の注文で配送料が無料となります。
提携ネットスーパーの「ライフ、バロー、成城石井」は最低注文金額が2,000円で、ライフとバローでは8,000円未満、成城石井は10,000円未満の注文の場合に390円の配送料がかかります。ライフ、バローは8,000円以上、成城石井は10,000円以上の注文で配送料が無料となります。また、1時間単位のお届け時間帯を選択した場合は追加料金500円がかかります。
まとめ
マーケットプレイス出品者が出荷元(発送元)となっている商品の配送料、および「マケプレお急ぎ便」の配送料は、出品者が自由に設定できます。「マケプレお急ぎ便」ではAmazonプライム会員の場合も出品者が設定した配送料が必要です。なかには、配送料を法外な価格に設定して、うっかり注文してしまった購入者から大金を騙し取ろうとする悪質な出品者がいるようです。マーケットプレイスで購入する際は、「注文を確定」ボタンを押す前に、配送料・手数料や請求額をしっかりと確認しましょう。