シャープは、抗菌・抗ウイルス性能を高め、暗所でも効果を発揮するという屋内向け「+Cassius光触媒スプレー」を発売した。直販サイト「COCORO STORE」などで販売し、直販価格は200mLタイプ(BP-PC01AU)が3,850円、携帯しやすい50mLの小型タイプ(BP-PC01BV)が990円。
シャープは、複合機の開発で培った技術を応用し、独自の可視光応答型光触媒を採用した光触媒スプレーを2020年から展開しており、今回新たに抗菌・抗ウイルス効果を強化した製品を投入したかたちだ。光触媒工業会のPIAJ製品認証も取得している。
光触媒は、光が当たると表面に強い酸化力が発生し、接触したニオイ成分や有害物質などを酸化分解する物質。タバコやペット、トイレなど生活空間のニオイを低減するほか、付着する菌やウイルスの増殖を抑制できるという。
新製品には、独自開発の可視光応答型光触「+Cassius」(プラスカシウス)を採用して、抗菌・抗ウイルス効果を強化。菌やウイルスの作用を抑制する効果を持つ銅系抗菌剤を配合しており、従来品と比べて短い時間で効果を発揮するという。
さらに、光があたらない暗い所でも高い抗菌・抗ウイルス効果を発揮。壁紙や家具、衣服のほか、クローゼットや靴箱の中など、ほとんど光の当たらない場所でも使えるようにした。
想定している主な用途は、ファブリック素材などの消臭・抗菌・抗ウイルス・防汚・防カビ、抗アレル用。成分は容量によって異なり、200mLタイプは可視光応答型光触媒、水、エタノール。50mLタイプは可視光応答型光触媒と水からなる。
なお、+Cassiusという名前には、“Catalyst assisting us(私たちを支援する触媒)”を由来とし、「人々のより良い生活に貢献したい」という想いを込めたとのこと。