シャープは、消臭・抗菌・抗ウイルス効果を発揮する屋内向け「光触媒スプレー」(MX-AZ03JK)を7月17日に発売した。直販サイト「COCORO STORE」などで販売し、直販価格は税込3,828円。複合機の開発で培った技術を応用した、独自の可視光応答型光触媒を採用している。
光触媒は、光が当たると表面に強い酸化力が発生し、接触したニオイ成分や菌、ウイルスなどを酸化分解する物質。タバコやペット、トイレなどの生活臭を低減するほか、付着する雑菌やウイルスの作用を抑制できるという。
シャープの光触媒スプレーは屋内向けのエアゾールスプレーとなっており、内容量は200ml。成分は、可視光応答型光触媒、水、エタノール。
同社が複合機の開発で培った光半導体技術や粉体加工技術などを応用した、独自の可視光応答型光触媒を採用しているのが特徴。一般的な光触媒(TiO2)と比べて広い波長範囲の光に反応するため、太陽光だけでなく屋内照明のわずかな光でも高い分解能力を発揮するという。
主な用途として、消臭・抗菌・抗ウイルス・防汚・防カビを想定。壁紙や床、家具のほか、衣類など気になるところに噴霧して使える。ただし、すべてのニオイ・菌・ウイルスに効果があるわけではなく、種類や対象物の素材、明るさなどの使用環境によって効果は異なるという。
光触媒自体は作用し続けても消費されず、噴霧した場所に留まるため、効果が長期間持続する。洗ったり拭き取ったりしたときは、再度噴霧が必要だ。
なお、光触媒スプレーは専門機関にて各種試験を実施し、安全基準を満たしているという。試験結果の詳細などはシャープのWebサイトを参照のこと。