WEBは情報の宝庫、各種ニュースからWikipediaのような"集合知"まで、膨大な情報が集積されています。言語の違いさえ乗り越えられれば、情報の量という点におけるパフォーマンスは抜群です。外国語が不得意でも、最近では高精度な翻訳ツール/サービスが豊富に存在しますから、心配はいりません。

膨大な情報は、外国語の学習にも役立ちます。iOS 15以降、SafariにはWEBページ全体を翻訳する機能が用意されていますから、英語の文章でわからない部分があるときは、メニューから「Webサイトを翻訳...」を実行すればOK。あとは「日本語」など翻訳先の言語を選択するだけで、ページ全体が翻訳されます。

しかし自分が利用したい言語が候補に現れない、という場合には言語種を追加しましょう。いちど追加してしまえば、次回以降は日本語/英語とまったく同じ手順で利用できます。中国語(簡体字/繁体字)やドイツ語、フランス語など主要言語がカバーされているので、困ることはないでしょう。

言語種の追加は、「設定」→「一般」→「言語と地域」画面で作業を行います。「優先する言語」欄の下部に表示された「言語を追加...」ボタンをタップすると、多数の翻訳先言語が候補として表示されるので、自分が必要とする言語を選びましょう。

なお、「最優先の言語を○○語に変更しますか?」という質問には「日本語を使用」を選ぶこと。そうしないと、翻訳先の言語がシステムで優先使用される言語に設定されてしまい、メニューなどありとあらゆる部分が日本語以外の言語で表示されることになります。

あとは、通常どおりURLバー左端の「あぁ」ボタンをタップし、メニューから「Webサイトを翻訳...」を実行すれば、追加した言語が翻訳先候補として表示されます。便利に使えるはずですよ。

操作手順をカンタン解説

  • iPad iPhone Hacks

    1 「設定」→「一般」→「言語と地域」→「優先する言語」の順に画面を開き、「言語を追加...」ボタンをタップします

  • iPad iPhone Hacks

    2 表示された候補のなかから自分が必要とする言語を選びます

    • iPad iPhone Hacks

      3 「最優先の言語を○○語に変更しますか?」という質問には、「日本語を使用」を選択します

    • iPad iPhone Hacks

      4 SafariのURLバー左端にある「あぁ」ボタンをタップし、メニューから「Webサイトを翻訳...」を実行すれば、追加した言語が翻訳先候補として表示されます