アプリケーション開発などを行うTierは、SNS利用に関するアンケート調査を実施。調査結果でわかったのは、過半数の人はSNS利用に疲れを感じ、SNSの利用頻度を減らす「SNSデトックス」を検討したものの、多くの人が「SNSデトックス」に失敗しているという現状だった。

  • 過半数の人が「SNS疲れ」実感、「SNSデトックス」にも失敗したという調査結果

    SNS疲れを感じる人は多く、SNSデトックスを検討した人も多いが、SNSデトックスに失敗することもまた多いというのだ

本調査は、11月18日から11月23日にかけて10代から40代の男女1,000人を対象にネット上で実施された。

「SNSを利用していて、ストレスや疲れを感じることはありますか?」という質問に対して、「頻繁に感じる」が14.07%、「時々感じる」が40%と、合計すると半数以上の人がSNS利用に疲れを感じているという結果になった。理由としては、最も多い55.48%が「知りたくない情報まで知ってしまう」、次いで39.73%が「他人の楽しそう/キラキラした投稿を見て自分と比較してしまう」を挙げている。

  • 「SNSを日頃利用する中で、ストレスや疲れを感じたことはありますか?」という質問。SNS疲れを感じている人が過半数(Tier調べ)

  • 「日頃SNSでストレスや疲れを感じる主な原因やきっかけはなんですか?」という質問。他人のキラキラはもうたくさん?(Tier調べ)

また、SNS利用に疲れたと回答した人のうち、約6割がSNSデトックスを検討したという。そして、SNSデトックスを検討した人のうち、6割以上はSNSデトックスに失敗したというのだ。SNSデトックスに失敗した理由には、68.52%が「生活の一部になってしまい、無意識に利用してしまう」、53.7%が「趣味などに関する最新情報を収集できず困る」などが挙がっている。日々のSNS利用にストレスや疲れを感じ、SNSデトックスを試みる人が多い一方で、SNS利用が習慣化してしまい無意識のうちにSNSを開いてしまうが、かなり多いようだ。

  • 「SNS疲れが原因で、SNSの利用中止やSNSデトックスを検討したことはありますか」という質問。SNSデトックスを検討した人は6割近い(Tier調べ)

  • 「SNSデトックスは成功しましたか」という質問。失敗した人が6割以上(Tier調べ)

  • 「SNSデトックスができなかった理由を教えてください」という質問。SNSが生活の一部になってしまっている模様(Tier調べ)

このほか、同調査では、SNSを日頃から利用している人は約7割で、日頃からSNSを利用している人のうち7割以上は、1日30分以上SNSを利用していることもわかったそう。また、SNSで最も癒されるカテゴリは、1位が41.85%で「動物」、次いで28.51%が「音楽」、13.7%が「お笑い」だったそう。

  • 「SNSを1日にどのくらいの時間利用しますか」という質問。7割以上の人が1日30分以上SNS利用している。(Tier調べ)

  • 「SNSで見たときに最も癒されると思うカテゴリを選んでください」という質問。最も癒されると思うのは41.85%で「ペット・動物」(Tier調べ)

同社は、これらの結果に対して「無理にSNSの利用をやめるのではなく、SNSで癒されるようなコンテンツを見たり、ストレスが溜まりづらいSNSを利用してみたりするのも良いかもしれません」と提案している。