プレシードジャパンは11月29日、「Wハイブリッド」システムを強化して音質とノイズキャンセリング(NC)機能を高めた、AVIOTブランドの完全ワイヤレスイヤホン「TE-BD11tR」を発表した。12月2日から発売し、価格は16,940円。カラーはドーンブルー、ダークルージュ、ポーラーホワイト、ディープブラックの4色。

  • TE-BD11tR

2021年12月に発売された「TE-BD11t」の後継機として登場した完全ワイヤレスイヤホン。

Knowles製のバランスド・アーマチュア(BA)ドライバーと10mm径ダイナミック型ドライバーを各1基採用した、ハイブリッド・デュアルドライバーを引き続き採用。また、「AVIOT史上最も強力」とうたっていたハイブリッドタイプのNC機能を改良しつつ継承し、「Wハイブリッド」システム搭載の完全ワイヤレスとして訴求する。

ハイブリッド・デュアルドライバーの採用により、沈み込むような低音と伸びやかな中高音域を再現する「ULTRA DEEP BASS」を実現。従来機TE-BD11tのチューニングを一から見直すことで、厚みのある重低音はそのままに、中高音域の伸びやかさと解像度をさらに高めたという。

  • ドーンブルー

  • ダークルージュ

NC機能においては、独自のエルゴノミクスデザインにより、物理的にノイズを抑えるパッシブノイズアイソレーション技術を採用。さらに、左右計4基のノイズ低減用マイクで集めた音をデジタル処理し、電気的にノイズを低減させるアクティブNCを搭載しており、外側のマイクを使うフィードフォワード方式と内側のマイクによるフィードバック方式を組み合わせたハイブリッドタイプとなっている。

TE-BD11tからの改良点として、ハイブリッド・デュアルドライバーの厚みのある重低音をより際立たせるアルゴリズムを採用。音楽のビートに干渉する帯域を中心にノイズを除去しつつ、騒音でかき消されやすい低・中域を広帯域で軽減し、「かつてない没入感」を実現するとうたう。

  • ポーラーホワイト

  • ディープブラック

周りの音を聞き取りやすくする外音取込モードと、より遠くの音や声までを集音・増幅する「サウンドコレクト(集音)モード」を搭載。シーンにあわせて両モードを使い分けられる(サウンドコレクトモードを使うには専用アプリ「AVIOT SOUND ME」が必要)。

独自の省電力技術により“世界最長クラスの再生時間”をうたっており、連続再生時間はイヤホン単体で最大18時間、充電ケースと組み合わせて最大60時間。充電ケースはUSB Type-C充電に加え、別売の充電パッドと組み合わせることでワイヤレス充電も可能だ。

Bluetooth 5.2に準拠し、対応コーデックはSBC、AAC。イヤホン本体はIPX4相当の防水仕様。専用アプリでは、NCモードや外音取込/サウンドコレクトモード、風切り音を抑える「風雑音抑制モード」の切り替えのほか、NCや外音取込モードのレベル調整、左右タッチ操作の機能割り当て変更、10バンドイコライザーといった操作が行える。