Dynabookは11月16日、第12世代Intel Coreプロセッサを搭載した、13.3型コンバーチブルPC「dynabook V」シリーズ新モデルを発表した。11月18日から順次販売開始する。価格はオープンで、店頭予想価格は上位モデルの「V8」が27万円台半ば、ベースモデルのV6が24万円台前半の見込み。

  • dynabook V8/V

  • dynabook V6/V。いずれもIntel Evoプラットフォームに準拠する

dynabook Vシリーズは、13.3型ディスプレイを搭載した、360度回転式のコンバーチブルPC。

画面を回転させ、タブレットスタイルや、画面を手前に出したモニタースタイルなど、用途に応じた形状で使える。約979gと1kgを切る重さながら、最大22時間バッテリー駆動する軽量・長時間駆動も特徴。筆圧感知4,096レベルのワコム製アクティブ静電ペンが付属する。

新モデルではCPUを第11世代Intel Coreから第12世代に更新。V8でIntel Core i7-1260Pプロセッサを、V6でIntel Core i5-1240Pプロセッサを新たに搭載した。

冷却システムを工夫し、CPU性能を高いレベルで安定的に維持する独自技術「dynabook エンパワーテクノロジー」もサポート。Windows 11(22H2)との組み合わせで高い性能を提供できるよう最適化したという。加えて、通信機能を強化し、新たにWi-Fiの最新規格Wi-Fi 6Eに対応した。

  • 左がV8、右がV6。本体カラーは新色のダークブルー

ディスプレイは13.3型のIGZO液晶(ノングレア、タッチ機能あり)を搭載し、360度開ける構造を採用した。前ベゼル上部に配置したWebカメラは顔認証対応。オンライン会議向けの機能として、AIカメラエフェクター、AIノイズキャンセラー、ワンタッチマイクミュートといった機能を用意するほか、スマートフォンに入れた専用アプリを設定することで、コンテンツ再生やファイル操作をスマートフォン側から行える「dynabook スマホコネクション」にも対応する。

バッテリー駆動時間は約22時間(JEITA 2.0)で、30分の充電でバッテリー駆動時間の約40%を充電できる急速充電も利用できる。筐体は、落下や衝撃など、MIL規格に準拠した9項目のテストをクリアする頑丈さを備えた。本体サイズはW303.9×D197.4×H17.9mm。Office Home&Business 2021が付属する。

  • 画面は180度だけでなく360度回転する

  • 筆圧感知4,096レベルのワコム製アクティブ静電ペンが付属

  • 右側面

  • 左側面

品番 dynabook V8/V dynabook V6/V
本体カラー ダークブルー
OS Windows 11 Home 64bit
CPU Intel Core i7-1260P Intel Core i5-1240P
メモリ 16GB(LPDDR5) 8GB(LPDDR5)
ストレージ 512GB SSD(PCIe) 256GB SSD(PCIe)
ディスプレイ 13.3型ワイド IGZO液晶(1,920×1,080ドット、タッチ対応)
光学ドライブ
通信機能 Wi-Fi 6E、Bluetooth 5.2
WWAN
主要インタフェース Thunderbolt 4(USB4 Type-C)×2(電源コネクタ兼用)、USB 3.1(Gen1)Type-A×1(USBパワーオフアンドチャージ機能付き)、HDMI出力端子×1、microSDカードスロット×1、マイク・ヘッドホン出力端子×1など
生体認証 顔認証
バッテリ駆動時間 約22.0時間(JEITA 2.0)
本体サイズ W303.9×D197.4×H17.9mm
重さ 約979g