最近のiOSはアップデート容量が2ギガ、3ギガは当たり前、4ギガを超えるものも珍しくありません。しかし、かつてのようにパソコンが必須ではなくなり、直接iPhoneからWi-Fi経由でアップデートを実行できるようになりました(Over The Air/OTAアップデート)。

だから不要なアプリやビデオを削除するなどして、ストレージに空きを確保すればすんなりとアップデートを実行できますが、ストレージ容量に乏しい旧モデルとなるとそうはいきません。

たとえば、iPhone 6s/16ギガバイトモデル。iOS 16ではサポート対象から外れましたが、iOS 15までは 動作するので、もうしばらくは現役で利用できます。しかし、これをiOS 15にアップデートする場合、めやすとして5ギガバイト以上の空きが必要となるため、頑張ってアプリや写真/ビデオを削除しても追いつかない事態に陥ります。

では容量の少ないモデルはアップデート不可能かというと、そうではありません。パソコンでアップデートファイルをダウンロードし、Lightningケーブルで接続したiPhoneに転送するという方法です。iPhone 6sを例にすると、内蔵ストレージの空きが3ギガバイトでもiOS 15.7へアップデートすることに成功しました。

パソコン経由でアップデートする方法は、OTAアップデートほどかんたんではありませんが、より少ないストレージ容量でアップデートを実行できます。機種変更で使わなくなった旧モデルを子どもに使わせたいけれど、ストレージの空きを確保するのが面倒...といったときに試してみては?

  • ストレージの空きが足りないときには、OTAを諦めパソコン経由でアップデートするのもひとつの方法です