新作ゲーム「Elin」のSteamストアページが開設され、ネットで注目が集まっている。Elinはローグライクの名作フリーゲーム「Elona」の後継作。圧倒的な自由度といくらでも遊べるゲーム性に、非常に高い評価を得ている作品の続編であることはもちろん、公開に至るまでの経緯もなかなかに興味深いものがある。
「Elona」は、2007年にインディーゲーム開発者のNoaさんが開発したローグライクゲームの一種。正式名称は「Eternal League of Nefia」だ。プレイヤーはイルヴァと呼ばれる世界で、自由に生活することができる。圧倒的自由度が特徴で、住人から依頼を受けてお金を稼いだり、ストリートライブで生計を立てたりと自分の思うままの生活を送ることができるのだ。ところが2011年にNoaさんが更新の無期限中止を宣言し、希望者へのソースコードの譲渡を行なった。以降は、複数の有志がさまざまな要素を加えた派生作品などが開発されている。
今作の「Elin」は、10年以上前に公開された「Elona」の続編となる。Elinの開発期間は、開発を開始してから3年、それ以前の数々のプロジェクトを含めると7年近い歳月を経ているという。従来のローグライクなゲームプレイを引き継ぎつつ、クラフトやサバイバル要素、拠点の建設と運営機能を追加。さらに、グラフィックもクォータービュー形式になり強化されているようだ。
ゲームの公開は段階的に実施するようで、まずは序盤の数時間程度が完全に遊べる程度のアーリーアクセス版から提供し、1年間を通して、サブクエスト、ユニークNPC、イベント、ダンジョンなどコンテンツを拡充していくとしている。早ければこのアーリーアクセス版は、年末頃にリリースを予定しているとのことだ。また、アーリーアクセス版をリリースする前に、一度Discordなどでフリーで公開する可能性があるかもしれないとしている。このほか、「機会があればElin・Elonaの完結編(第三部)もいつか制作したい」とのこと。
ネット上では「ページ開設おめでとうございます!!楽しみに待ってます!!」「早く遊びたい!」「おぉ…神よ…」と歓喜することが多く寄せられた。