LGエレクトロニクス・ジャパンは、クラウドファンディングを実施していたゲーミングスピーカー「GP3」の一般販売を決定。10月中旬から全国の販売店で展開する。価格はオープンプライスで、店頭価格は25,000円前後を見込む。

  • GP3

既報の通り、LG UltraGearシリーズのゲーミングスピーカー第2弾で、多くの独自技術を盛り込み、ユーザーにヘッドセットを使わないゲーム環境を提案する新しいコンセプトに基づいて設計。「ヘッドセット不要の開放感と、没入感を生む驚きの3Dサラウンドが、自宅を快適なゲーム空間へと変貌させる」とアピールしている。ゲーミングモニターのスタンド部にフィットするようV字型のデザインも採用した。

Makuakeで7月からクラウドファンディングを実施した結果、目標金額の325%を達成し、9月末には支援者にすべての配送を完了。今回、一般発売が決定したかたちだ。

  • 上面

LGが独自開発した3Dゲーミングサウンドによって、ジャンルに応じた立体音響を提供。スピーカーの構成は出力5W×2chだが、HRTF(Head Related Transfer Function:頭部伝達関数)に基づいて、立体的な音響効果を生成する。独自のデータベースに基づいたHRTFアルゴリズムにより、「スピーカーでありながら通常はヘッドセット/ヘッドホンでしか体験できないような音の定位感」も追求した。

サウンド面では、BGMや効果音を立体的に再現し、近づいてくるターゲットの方向や距離感を耳で把握できるようにする「FPSモード」、レーシングやRPG、スポーツなどさまざまなゲームジャンルでリアリティある空間効果を体験できるという「RTSモード」を用意。さらに、DTS Headphone:Xにも対応しており、GP3に接続したヘッドホンやイヤホンでバーチャラルサラウンドを鳴らせる。

  • 背面

スピーカー本体にマイクを内蔵し、ヘッドホンなしでもボイスチャットが可能。LGが新開発したクリアボイスチャット技術により、環境音やゲームサウンドと話し声を正確に判別し、ノイズキャンセリングにも対応。ハウリングも防ぎ、クリアな音声で通話できるようにした。

USB Type-Cと、3.5mm 4極のヘッドホン出力を装備。ヘッドホン/スピーカーの出力切り替えはボタンを1回押すだけで行える。Bluetooth 5.0準拠で、対応コーデックはSBC。専用アプリ「LG XBOOM」に対応し、イコライザーでゲームサウンドを好みの音質にカスタマイズ可能だ。

本体には容量2,600mAhのバッテリーを内蔵し、最大6時間駆動可能。充電時間は最大3.5時間。本体サイズは330×93×85mm(幅×奥行き×高さ)、重さは1.02kg。USB Type-Cケーブルなどが付属する。

  • 背面のインタフェース