首都圏の私鉄各社によって構成されるPASMO協議会は9月28日、交通系IC「PASMO」が同日から「Google Pay」に対応したと発表した。
スマートフォン向けのPASMOサービスとしてはすでに、Android向けの「モバイルPASMO」とiOS向けの「Apple PayのPASMO」を2020年から提供している。今回、Googleが提供するモバイル決済プラットフォーム「Google Pay」内でPASMOを利用できるようになり、おサイフケータイ対応のAndroid端末では2通りの利用方法を選べるようになる。
Google Pay上ではSF(電子マネー)チャージや定期券の継続購入、無記名PASMOの発行などの基本的な機能のみ利用できる。記名PASMOの発行や定期券の新規購入を希望する場合は、従来通りモバイルPASMOアプリが必要となる。
Google PayのPASMOを利用するメリットとしては、単純なSF利用のみであればモバイルPASMOアプリのインストールや会員登録を省略できるほか、チャージ時にはGoogleアカウントに登録済のクレジットカードをそのまま使える。
なお、同様に独自アプリとGoogle Payのサービスが共存しているモバイルSuicaと同様に、すでに利用中のモバイルPASMOをGoogle Payに紐づけることもできる。この場合、どちらのアプリからでも残高の確認やチャージが可能になる。