Sonosは、今秋発売予定とアナウンスしていた、コンパクトなサウンドバー「Sonos Ray」の発売日を9月14日に決定した。価格は39,800円。カラーはマット仕上げのブラックとホワイトの2色。

  • Sonos Ray(ホワイト)

本体サイズ/重さが559×95×71mm(幅×奥行き×高さ)/1.95kgで、Sonos史上最小サイズを謳うサウンドバー。初めてのユーザーでも手軽にホームシアターを構築できるようにしており、2台目のサウンドバーとして寝室や書斎などパーソナルスペースへの導入も訴求。55V型までのテレビとの組み合わせを推奨している。5月の製品発表時に「2022年秋発売予定」とアナウンスしており、今回発売日と価格が正式に決まった。

ヨドバシカメラ全店とヨドバシ・ドット・コム、ビックカメラ有楽町店とビックカメラ・ドットコム、BEAMS公式オンラインショップ、蔦屋書店オンラインストア、二子玉川 蔦屋家電で取り扱い、先行予約を9月1日から順次開始している。さらに発売を記念して、9月1日から東京・新宿の「アルタビジョン」とビックカメラ新宿東口駅前店の店舗外壁に野外広告を掲出しているほか、デジタル広告も展開中だ。

  • Sonos Ray(ブラック)。天面にタッチコントロールがある

高音域用のツイーターと、中低域を担うミッドウーファーを各2基搭載し、独自の音響構造に合わせてチューニングした4つのクラスDデジタルアンプを装備。カスタム設計のウェーブガイドによる壁面反射を利用してサウンドを拡散し、音響処理プロセッサによって正確な空間表現が行えるようにした。エンクロージャーはバスレフ型で、クリアな低音再生を追求している。

他のSonos製品同様に、ハリウッドの第一線で活躍するサウンドエンジニアがチューニングを担当している。なお、Rayと近い価格帯のサウンドバーではDolby Atmos対応製品が増えているが、RayはAtmos非対応。Sonosの担当者は国内での発表当時、「Rayで注力したのはテレビのサウンド品質を上げ、セリフの聴き取りやすさ、スペーシャス(音の広がり)、低音の明瞭さを強化すること。そのためには5.1chの音声入力で十分対応だ」とコメントしていた。

  • Sonos Rayの利用イメージ

iOSデバイスと組み合わせてサウンドを調整する、Sonos独自の「Trueplay」に対応。セットアップ時に、SonosアプリをインストールしたiPhoneでRayがある部屋の音響特性を測定することで、どんな部屋においても理想的なサウンド体験を楽しめるようにする。

音声入力は光デジタル端子のみでHDMIは非搭載だが、エントリーモデルという位置づけながら有線LAN/無線LANによるネットワーク接続に対応。Sonosアプリから各種音楽ストリーミングサービスの楽曲を直接再生でき、iPhone/iPadなどApple製品からのAirPlay 2によるワイヤレス再生にも対応する。

また、別売のSonos製品を追加することで、5.1ch対応のホームシアター環境へ拡張可能。すべてのSonosスピーカーから同じ音を流す、マルチルーム再生にも対応する。

本体天面にタッチコントロールを備え、音楽再生/一時停止や曲戻し、曲送りのタッチ操作に対応。赤外線レシーバーを備え、Rayをテレビのリモコンと同期させて操作することもできる。背面にネジ穴があり、壁掛け設置に対応。付属品は電源ケーブル(長さ2mの)と光デジタル音声ケーブル(長さ1.5m)。