LG Electronicsは8月31日、湾曲する42インチ有機EL(OLED)画面を備えたテレビ「LG OLED Flex (LX3)」を発表した。パーソナライズ性に優れたテレビであり、1人または少人数で放送やストリーミングサービスを楽しむのに十分な大きさの画面で、ゲーム(ゲーム機、PCゲーム、クラウドゲームなど)ではゲーミングに没頭できる視聴体験を実現する。同社は、ドイツのベルリンで開催される家電展示会「IFA 2022」(9月2日〜6日)でLX3を展示する。
画面はリモコンを使って、完全にフラットな状態から900Rまで20段階で曲率を調節できる。段階的な調整のほか、よく使う状態をプリセット(2つまで)してリモコンで呼び出すことも可能。付属のスタンドで、手前に最大10度、後方に最大5度まで傾けられ、高さも最大140ミリの範囲で調節できる。真っ直ぐ座る人、背もたれに寄りかかる人、どのような座り方でも無理なく快適に画面に向き合えるように調整できるという。
映像処理プロセッサーに「α9 Gen 5」を搭載。独自のアルゴリズムとの組み合わせで臨場感のある画像を実現。フリッカーフリーとグレアフリーの認証を受けたパネルとSAR(Super Anti Reflection)コーティングで目に優しい快適さを提供する。
4K 120HzでDolby Visonゲーミングに対応。応答速度は0.1ms。「Variable Refresh Rate」(可変リフレッシュレート)や「Auto Low Latency Mode」(自動低遅延モード)といったHDMI 2.1のゲーム向け機能をサポート。G-SYNC CompatibleやAMD FreeSync Premiumの認定も受けている。
ゲーミング体験向けとしてマルチビュー・モードを用意した。2つの異なるソースから同時にコンテンツを視聴できる機能で、例えばPCやゲーム機のゲームをプレイしながらスマートフォンからストリーミングしているYouTube動画を確認するといった使い方が可能。操作面でも、スイッチングハブ機能により、LX3の内蔵マイクやUSBポートに接続したヘッドセット、キーボード、マウスなどの機器をHDMIケーブルで接続したPCで使用できる。スタンド側面にあるソース切り替えボタンを押して、PCとLX3の間でデバイス接続を切り替える。
さらに、年内のアップデートで画面サイズ変更機能を追加する。これは本体の画面サイズより小さい32インチ画面や27インチ画面に変更する機能だ。ロールプレイグゲーム(RPG)やレースゲームは42インチで大きく表示し、ファーストパーソンシューティング(FPS)ゲームは常に全体を見渡せるように小さな画面にするというように、ゲームのジャンルやプレイスタイルに合わせて画面サイズを選択できる。