ふだんiPhoneをサイレントモードで利用していて、机に伏せて置いたときにかぎって着信に気付かない...確かに、硬い木製の机やガラステーブルにiPhoneを置くとバイブレーションに気付かないことがあります。胸やお尻のポケットに入れているときとは大違いですよね。

この問題は、バイブレーションによる振動が机やテーブルに吸収されることが原因です。残念ながらiPhoneのバイブレーション機能は振動の大きさに限界があり、極端に大きくすることはできません。振動パターンを変更しても、振動そのものが周囲に伝わらなければ着信や通知に気付けないことでしょう。

最短の解決策は、サイレントモードを止めて着信音/通知音を出すようにすることですが、静かなオフィスや学校の図書館で大きな音を出すのは憚られる、夏は服が薄手でポケットに入れられない、だから机の上に置きたいしサイレントモードのままにしておきたい、という要望もあるかもしれません。

お勧めはiPhoneを「小さな空き箱」に載せること。空き箱の上に載せたiPhoneが振動すると、太鼓を叩いたときのように音が発生するしくみを利用するのです。お菓子の空き箱のように薄手ながら強度ある紙製、しかも中身は空のほうがしっかりとした音量になります。

ちなみに、紙コップは底に縁取りがあるため振動がうまく伝わらず、音量を稼げません。クッキー缶のような金属製の缶は音が耳障りで、ダンボールは音量を稼げるものの見栄えがいまひとつという難点があります。いろいろ試した結果、某チェーンのスティックタイプコーヒーの空き箱が見栄えと音量でベストバランスでした。手ごろな空き箱を見つけたときに試してみては?

  • サイレントモードでも「空き箱」の上に載せれば、箱が振動する音で着信/通知に気付けます