ハイビームは8月5日、深センのAYANEO社が開発した軽量ハンドヘルド型ゲーミングPC「AYANEO AIR」シリーズの取り扱いを発表し、予約受付を開始した。発売は9月16日から順次予定しており、直販ストアでの価格は107,800円から。

  • 「AYANEO AIR」

AYANEO AIRシリーズは、本体両サイドにコントローラーを一体化しているハンドヘルド型ゲーミングPC。約398gという軽さが特徴で、手に持って快適なゲームプレイが可能。プロセッサにはZen 3ベースのAMD Ryzenプロセッサを搭載し、AAAタイトルの動作にも対応する。

  • AYANEO社の紹介。深センで最近創業した新しい会社ながら大きく事業を拡大中

  • AYANEO AIRは軽い。最近日本国内でも予約受付が始まったSteam Deckと比べると一目瞭然

  • プロセッサはAMD Ryzenシリーズ。Zen 3ベースで高性能

  • スティックには優しく光るリングライトを搭載。Windows Helloに対応する指紋認証センサーも

サラサラのボディはとてもグッド。意外と高性能でいろいろ遊べそう

末広町(秋葉原の北側に位置するエリア)にあるハイビームが運営する直販ストアで、発売前にAYANEO AIRの実機に触れることができました。持ってみての第一印象は、「とにかく軽い」こと。ONEXPLAYERを試した(関連記事)のときはちょっと重いかなあ、と思いましたが、AYANEO AIRはNintendo Switchのように手に持って普通に遊べそう。

  • 手に持った様子

また、試用機が搭載していたAMD Ryzen 5560Uの性能もかなりのもの。軽めの『モンスターハンターライズ』はヌルヌル描画されており、処理が重そうな印象だった『エルデンリング』も軽快に動作していました。

特に良さそうだと感じたのは、microSDカードスロットを備えているところ。ゲームのインストール先として使われることを想定したとのことで、高速なコントローラーを搭載したと話します。

  • 下部にあるmicroSDスロット

この軽さなら気軽に使えそう。性能と機動力が高いバランスで両立されており、優れたプロダクトに仕上げられていると感じました。ちなみに本体カラーは白(オーロラホワイト)のほか、黒い(ポーラブラック)モデルもあるとのことです。価格は107,800円からですが、先々行予約特価なら91,3650円から購入可能。余談ですが説明を聞くうちにかなり欲しくなってしまい、自制心を振り絞って取材を終えました。

  • 国内での取り扱い