NHKドラマ「17才の帝国」に登場する、物語の象徴ともいえる3本の塔が、CGではなく実際に存在すると話題になっている。

  • 「17才の帝国」に登場する3本の塔は実在、「CGじゃないの!?」とネットで話題に

    CGに見えてしまう。この3本の塔が日本に実在するとは…

17才の帝国は、2022年5月7日から6月4日までNHKで放送されていたテレビドラマ。深い閉塞感に包まれた日本を舞台に、総理の鷲田が「Utopi-AI」、通称UA(ウーア)構想というプロジェクトを立ち上げる。AIが全国からリーダーを選抜し、衰退した都市の統治を担わせるプロジェクトだ。AIによって選出された若きリーダーたちが、地方都市を、実験都市ウーアとして生まれ変わらせるために奮闘する姿を描いた物語。

今回話題となっている塔は、長崎県佐世保市に実在する国指定重要文化財の「旧佐世保無線電信所(針尾送信所)」だ。太平洋戦争の開戦を告げる「ニイタカヤマノボレ一二〇八」を中継した施設としても知られている。1922年に完成し、高さ135~137メートル、一辺300メートルの正三角形に配置したコンクリート製の3本の電波塔があり、その中心には通信施設が存在する。現在では、観光スポットになっている。130メートル級の3つの柱が、森林の中にぽつりと存在する様が、異世界のような雰囲気を醸し出しており、確かに「CGでは?」と思ってしまうほど、神秘的だ。

ネット上では「あの三本の柱が実在してるなんて!行ってみたい!」「CGでなく本当にあるものと知ってびっくり」「この塔、実在したんだ。」「絶対CGだと思ってた!」などの声が寄せられた。