NVIDIAが3月29日深夜に「GeForce RTX 3090 Ti」を正式発表し、これにあわせてパーツメーカー各社が一斉に同GPUを搭載するグラフィックスカード製品を発表した。グローバルでの価格は1,999ドルからとされていたが、日本国内での市場想定売価は327,800円から。

ASUS

ASUSからは高耐久「TUF Gaming」シリーズに加え、「ROG」ブランドから水冷クーラー搭載モデルが登場する。水冷モデルでは240mmサイズのラジエーターを組み合わせており、グラフィックスカード側は2.6スロット厚のスリムサイズを実現。空冷のTUF Gamingモデルは3.2スロット厚の巨大なクーラーを搭載し、メモリにも専用ヒートシンクをあしらって冷却性能を高めている。

  • 「ROG-STRIX-LC-RTX3090TI-O24G-GAMING」

  • 「TUF-RTX3090TI-O24G-GAMING」

価格はいずれもオープンプライスで、メーカー想定売価は水冷の「ROG-STRIX-LC-RTX3090TI-O24G-GAMING」が352,800円、空冷の「TUF-RTX3090TI-O24G-GAMING」が322,800円。

GAINWARD

GAINWARDからは、「PHANTOM」シリーズ最上位モデルとして真っ黒なトリプルファンを組み合わせた「GAINWARD GeForce RTX3090Ti PHONTOM 24GB GDDR6X」が発売予定。GAINWARD独自のユーティリティ「Expertool II」に対応してファンを制御でき、ほかのライティングと協調したライティングを行う「ARGB SYNC」機能を搭載する。3月末に発売予定で、メーカー想定売価は327,800円。

  • 「GAINWARD GeForce RTX3090Ti PHONTOM 24GB GDDR6X」

MSI

MSIは、OC仕様のMystic Light搭載モデルと非OC仕様のの真っ黒なモデルをラインナップする。いずれもトリプルファンを用いた空冷システム「TRI FROZR2」を搭載しており、アルミ素材のバックプレートを組み合わせて冷却性能と剛性を向上。MSIのGPU用ユーティリティ「Afterburner」を用いてオーバークロックにも挑戦できるという。

  • 「GeForce RTX 3090 Ti SUPRIM X 24G」

  • 「GeForce RTX 3090Ti BLACK TRIO 24G」

価格はいずれもオープンプライス。メーカー想定売価は「GeForce RTX 3090 Ti SUPRIM X 24G」が363,000円、「GeForce RTX 3090Ti BLACK TRIO 24G」が327,800円。SUPRIMは4月22日から発売予定しており、BLACK TRIOの発売日は調整中。

Palit

Palitからは、キラキラのファンカバーを採用する「GameRock」シリーズからGeForce RTX 3090 Ti搭載製品を展開。90%にも及ぶARGBライティングエリアを独自ユーティリティ「Palit ThunderMaster」でカスタマイズし、好みのイルミネーションを楽しめる。価格はオープンプライス。

  • 「Palit GeForce RTX 3090 Ti GameRock」

ZOTAC

ZOTACからは、鮮やかなホログラフィーライティングを備えた「ZOTAC GAMING GeForce RTX 3090 Ti AMP Extreme Holo」を発売予定。独自にOCを施して性能を引き上げており、トリプルファンの「IceStorm 2.0」クーラーによって強力に冷却。ライティングは側面のほか、バックプレートにも控えめにあしらわれている。価格はオープンプライスで、4月上旬の発売を予定する。

  • 「ZOTAC GAMING GeForce RTX 3090 Ti AMP Extreme Holo」