ヤマハは、電子ピアノ「ARIUS」シリーズの新モデルとして、「YDP-165」「YDP-145」を2022年4月27日に、「YDP-S55」「YDP-S35」を2022年5月26日に発売する。価格はいずれもオープン、市場想定価格は「YDP-165」が127,000円前後、「YDP-145」が104,000円前後、「YDP-S55」が120,000円前後、「YDP-S35」は97,000円前後となる模様。

  • 「YDP-165」

  • 「YDP-145」

  • 「YDP-S55」

  • 「YDP-S35」

今回発売される4モデルは、同社のコンサートグランドピアノ「CFX」からサンプリングした音源の改良と、独自技術「バーチャル・レゾナンス・モデリング ライト(VRM Lite)」の搭載により、アコースティックピアノの多彩な音と豊かな響きを実現。さらに、「YDP-165」「YDP-145」には、本体背面にトーンエスケープメントを採用し、ピアノ本来の広がりのある自然な響きを再現する。スリムタイプの「YDP-S55」「YDP-S35」は、デザインの洗練度を高めるとともに、より省スペースでの設置を可能としている。

聴覚保護のニーズを反映して、音量に合わせて自動的に音質を補正する機能「インテリジェント・アコースティック・コントロール(IAC)」をヘッドホン使用時にも導入。小さい音量でもバランスの取れた音質で、低音や高音をしっかりと聞くことができる。これにより、ヘッドホンを長時間使用した練習でも、より耳に優しく、快適に演奏を楽しめる。また、音量制限機能を追加し、 スピーカー/ヘッドホン使用時ともに意図せずボリュームが大きくなることを防ぎ、聴覚を保護してくれる。

さらにiOS/Android対応の無料アプリ「スマートピアニスト」をインストールした機器と楽器本体を接続することで、音色選択、メトロノーム、録音再生機能などの基本操作を接続機器から行える。アプリからは、バイエル・ブルグミュラーなど初心者向け練習曲303曲の楽譜をiOS/Android機器の画面上で閲覧することもできる。

サイズおよび質量は、「YDP-165」がW1,357×D422×H849mm(譜面立てを立てた場合、H1,003mm)/42.0kg、「YDP-145」がW1,357×D422×H815mm(譜面立てを立てた場合、H969mm)/38.0kg、「YDP-S55」はW1,353×D309×H792mm(鍵盤蓋オープン時はD317/H976mm、転倒防止金具を装着するとD382mm)/40.0kg、「YDP-S35」はW1,353×D296×H792mm(鍵盤蓋オープン時はD309/H968mm、転倒防止金具を装着するとD366mm)/37.0kg。

カラーバリーエーションは、「YDP-165」がニューダークローズウッド調/ブラックウッド調/ホワイトウッド調/ホワイトアッシュ調の4色、「YDP-145」がニューダークローズウッド調/ブラックウッド調/ホワイトウッド調の3色、「YDP-S55」はブラックウッド調/ホワイトウッド調の2色、「YDP-S35」がブラックウッド調/ホワイトウッド調/ホワイトアッシュ調の3色となっている。