Instagramは米国時間の3月11日、Instagramライブにモデレーターを設定する機能を導入することを発表した。モデレーターに視聴者の管理を任せることで、配信者がライブ配信により集中できるようにすることが目的。

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    モデレーター機能の利用イメージ

この機能により、配信者はライブ視聴者から1名をモデレーターとして設定することができるようになる。もでレーバーは配信中にコメントを報告したり、特定の視聴者のコメントをオフにしたり、ライブ配信から外したりといった視聴者の管理が可能。視聴者にはその配信でモデレーターが設定されていることは表示されるが、だれがモデレーターであるかは確認できないようになっている。

ライブ配信の終了後には、配信中にモデレーターが行った対応をまとめたレポートを配信者が確認できる。レポートには報告されたり配信から外されたりしたアカウントが記載されているため、必要に応じてさらなる対策を講じることができる。

ライブ配信中、配信者はいったん行ったモデレーター設定をいつでも解除できる。設定の解除はモデレーター側からも可能だ。モデレーターは配信者のフォロワーである必要はないが、そのライブ配信の視聴者である必要があるため、複数の配信者(最大4名)でライブ動画を配信する「ライブルーム」で配信者として参加しているゲストをモデレーターとして設定することはできない。

Instagramではクリエイターが安心安全にプラットフォームを利用できるようなツールの導入に継続的に取り組んでおり、今回のモデレーター機能の導入もその一環。配信者がライブ配信に集中できるだけでなく、ライブ視聴者にとっても安心して配信を楽しむことができ、コミュニティ全体の体験がポジティブなものになるとしている。