今週の秋葉原情報 - 第12世代Core「Alder Lake」が発売開始、Z690マザーボードも多数登場

注目の第12世代Coreがついに発売開始

Intelの第12世代Core「Alder Lake」がついに登場、第1弾製品として6モデルが発売された。同世代では新しいハイブリッド・アーキテクチャを採用。高性能なPコアと高効率なEコアにより、前世代と比較してコンテンツ制作を最大2倍高速化できるという。製品はCore i9/i7/i5が2モデルずつで、Fはグラフィックス無しとなる。

Intelの第12世代Core「Alder Lake」。これは最上位モデル「i9-12900K」だ

製品名	C/T	Pクロック	TDP	価格
i9-12900K	16/24	3.2/5.1GHz	125/241W	80,000円前後
i9-12900KF	16/24	3.2/5.1GHz	125/241W	77,000円前後
i7-12700K	12/20	3.6/4.9GHz	125/190W	58,000円前後
i7-12700KF	12/20	3.6/4.9GHz	125/190W	53,000円前後
i5-12600K	10/16	3.7/4.9GHz	125/150W	39,000円前後
i5-12600KF	10/16	3.7/4.9GHz	125/150W	37,000円前後

Alder Lakeでは、初めてDDR5メモリに対応。また現状では対応グラフィックスカードが無いものの、PCI Expressは5.0になった。性能が気になるところだが、大原氏のベンチマーク記事によれば、競合となるRyzen 9 5950Xを凌駕するスコアを叩きだしており、かなり期待できそうだ。

秋葉原では、パソコン工房秋葉原 BUY MORE店、ドスパラ秋葉原本店、TSUKUMO eX.が久しぶりの夜間販売を実施。世界的な半導体不足の中、数量は潤沢とは言えなかったようだが、いち早く入手したいユーザーが集まり、盛り上がった模様だ。

なおAlder Lakeの発売を記念し、「ガジェットプレゼントキャンペーン」が開催されている。年明けの1月16日までの期間中に、対象店舗で対象製品(第10世代～第12世代のCore i9/i7/i5)を購入して応募すると、抽選で「NUC」や「Oculus Quest 2」などの賞品が当たるという。詳しくは公式ページを見て欲しい。

Z690マザーボードにはDDR4メモリ版も

第12世代Core「Alder Lake」では、プラットフォームが新しい「LGA1700」になるため、利用には新型のマザーボードが必須。対応するチップセットとして「Z690」が登場しており、まずは以下の各モデルが発売された。注目のDDR5メモリはハイエンドモデルで採用され、下位モデルではDDR4も引き続き利用できるようだ。

メーカー	製品名	メモリ	価格
ASUS	ROG Maximus Z690 Hero	DDR5	81,000円前後
ASUS	ROG Strix Z690-F Gaming WIFI	DDR5	53,000円前後
ASUS	Prime Z690-A	DDR5	38,000円前後
ASUS	TUF Gaming Z690-Plus WIFI D4	DDR4	37,000円前後
ASUS	TUF Gaming Z690-Plus D4	DDR4	34,000円前後
GIGABYTE	Z690 Aorus Pro	DDR5	47,500円前後
GIGABYTE	Z690 UD	DDR5	29,500円前後
GIGABYTE	Z690 UD DDR4	DDR4	27,500円前後
MSI	MPG Z690 Force WIFI	DDR5	54,000円前後
MSI	MPG Z690 Carbon WIFI	DDR5	52,500円前後
MSI	MAG Z690 Tomahawk WIFI DDR4	DDR4	37,000円前後
ASRock	Z690 Steel Legend	DDR4	34,000円前後

ASUSは最多の5モデルを投入する。ハイエンド向けには「ROG Maximus Z690 Hero」が登場。20+1フェーズ電源を備え、「ROG Hyper M.2」カードにより最大5台のM.2 SSDが利用できるなど、拡張性が高い。またコスパの良さで人気のTUFモデルも発売。DDR4が利用できるので、コストを抑えたい向きには良いだろう。