IC-CONNECTは、手持ちのPCやスマートフォン、Nintendo Switchなどのゲーム機と組み合わせて使えるポータブルDAC「Zerda ITM01」を10月29日に発売する。価格はオープンプライス。USB Type-CとLightningの2タイプが選べ、店頭価格は各8,500円前後を見込む。

  • Zerda ITM01

ikko Audio(アイコーオーディオ)のポータブルDACで、オリジナルのカスタムチップとしてESS「ES9298PRO」を搭載。最大384kHz/32bitまでのPCMとDSD128までのネイティブ再生(DoP)をサポートする。

  • マグネット接続機構(左上)とステレオミニのヘッドホン出力(左下)を装備。MUSIC、MOVIE、GAMEの3モードが選べる(右)

使用するシーンに合わせてMUSIC、MOVIE、GAMEの3モードが選べ、本体中央の○ボタンを長押しすることでモードを切り替えられる。各モードの特徴として、MUSICは「純粋で透明なサウンド」を追求。MOVIEは「映画などの効果音に合わせたカスタマイズを施し、刺激的に映画を鑑賞できる」とする。

  • MUSICの利用イメージ(プレーヤーやイヤホンは付属しない)

  • MOVIEモードの利用イメージ(PCやイヤホンなどは付属しない)

GAMEモードはNintendo SwitchやPlayStation、STEAMなどで利用でき、「ゲームの世界に没頭できるモードに仕上げた」としている。なお、各社のライセンス商品ではなく、動作確認は行っているものの全バージョン・全機能での動作保証はしていない。同モード選択時は一度本体が再起動する。

  • GAMEモードの利用イメージ(ゲーム機やイヤホンは付属しない)

ヘッドホン出力は3.5mmステレオミニで、推奨インピーダンスは16~600Ω、SN比は118db@32Ω(A-Weighting)、出力レベルは2V@32Ω(125mW@32Ω)。

デバイス側のケーブルには、磁石を使ったマグネット接続機構を採用。ケーブルへのノイズ干渉を抑え、オーディオデータの伝送品質を上げて音質を向上させるという。ケーブル着脱できるため、断線しても交換可能だ。スマホなどモバイルデバイス向けのショートケーブルと、PC向けのロングケーブルを同梱する。

  • スマホなどモバイルデバイス向けのショートケーブル(中央)と、PC向けのロングケーブル(右)を同梱