アユートは、Astell&Kernのポータブルプレーヤー「A&futura SE180」向け交換用DACモジュール第3弾として、ESSのDACチップ「ES9038Q2M」を4基搭載した「SEM3」を11月12日に発売する。限定生産モデルで、価格は54,980円。
SE180(5月発売/209,980円)は、異なるオーディオ特性を持つDACモジュールをユーザー自身で交換し、サウンドの違いを楽しめるハイレゾ対応のポータブルプレーヤー。SE180に同梱のESS DACモジュール「SEM1」と、AKM(旭化成エレクトロニクス) DACモジュール「SEM2」の2種類が選べる。
SEM3は、主要回路を一体化した「TERATON ALPHA(テラトン・アルファ)」採用の3番目のDACモジュール。ES9038Q2M クアッドDAC構成を採用しており、各チャンネルに2基ずつES9038Q2Mを配置して専用のデコードを行うことで「緻密でバランスのとれた深みと空間のリアリティに富んだサウンド」を実現する(SEM1は「ES9038PRO」シングル構成)。
最大768kHz/32bitまでのPCMと、DSD 512(22.4MHz)のネイティブ再生をサポート。ヘッドホン出力は3.5mm 3極アンバランスに加え、2.5mm 4極と4.4mm 5極のバランス接続端子を備える。バランス接続とアンバランス接続はチャンネルごとに分離され、相互干渉しない独立した回路設計とした。
また、オペアンプのパーツ選択、回路設計、ボードレイアウト、チューニングに至るまですべてを新規設計。優れたサウンドを生み出すという次世代の先進的アンプテクノロジーも採用した。プレーヤー本体とDACモジュールを物理的に分離することで、本体から発生する可能性のあるRFノイズなどを遮断する。
再生時間は約13時間(FLAC 44.1kHz/16bit、ボリューム50、EQ・画面オフ、アンバランス出力、ノーマルゲインの場合)。モジュールのサイズは約77×19.9×76mm(幅×奥行き×高さ)、重さは約87g。