米Microsoftは9月22日(現地時間)、Windows 11(10月5日リリース)向けにデザインしたSurfaceデバイスおよび周辺機器の発表イベントを開催、Surface Go 2の後継製品となる「Surface Go 3」と「Surface Pro X」のWi-Fiモデルを発表した。
Surface Go 3はプロセッサが第10世代Intel Core i3-10100YとIntel Pentium Gold 6500Yに強化された。Surface Go 2は第8世代Intel Core m3 とIntel Pentium Gold 4425Yだった。Microsoftによると、Core i3搭載で前世代より60%高速になった。
米国では10月5日に出荷を開始する予定で、価格は399.99USドルから(Pentium 6500Y/4GB RAM/64GB SSD)。Core i3/8GB RAM/128GB SSDという構成だと629.99USドル。LTEモデルの提供も近々開始する予定。日本ではPentium 6500Y搭載のみ予約受け付けが始まっている。
- ディスプレイ:10.5インチ、PixelSense、1,920×1,280(220ppi)、縦横比 3:2
- プロセッサ:第10世代Intel Core i3-10100Y、Intel Pentium Gold 6500Y
- メモリ:4GB/8GB(LPDDR3)
- ストレージ:64GB(eMMC)/128GB(SSD)
- カメラ:5MPフロントカメラ(Windows Hello対応)、8MPオートフォーカス機能付きリアカメラ
- ワイヤレス:Wi-Fi 6(IEEE 802.11ax)、Bluetooth 5.0
- ポート類:USB Type-C、Surface Connect、Surfaceタイプカバーポート、3.5mmヘッドフォン、MicroSDXCカードリーダー
- バッテリー容量:28.0Wh、通常のデバイス使用(Wi-Fi)で最大11時間
- そのほか:Dolby Audio搭載ステレオスピーカー、Dual far-fieldスタジオマイク、環境光センサー/加速度計/ジャイロスコープ/磁力計
- サイズ(横×縦×高さ、重量):245×175×8.3mm、544g
Surface Pro XはこれまでのLTEモデルに加えて、Wi-Fiのみのモデルを提供する。価格は899.99USドルから(Microsoft SQ1/8GB RAM/128GB SSD)。日本では2022年前半の発売を予定している。
Arm版Windowsにはソフトウェアの互換性の問題があったが、Windows 11 on ARMのエミュレーション機能でx64コードが動作するようになる。そこでSurface Pro XにWi-Fiモデルを加えてSurface Proファミリーのラインナップを強化する。LTEモデルがモバイルに最適なSurface Proであるのに対して、Wi-Fiモデルは最も求めやすいSurface Proのエントリーモデルという位置付けになる。