米Microsoftは9月22日(米国時間)、Windows 11を搭載する「Surface Pro 8」を発表した。ディスプレイとリアカメラを強化、Thunderbolt 4対応など、「Pro 3以来となる大きな飛躍」とアピールしている。米国では10月5日に出荷を開始。日本のMicrosoftストアではリリース日が10月31日となっている。価格は148,280円から。

キックスタンドを備えたタブレット型の本体。マグネットで着脱できるタイプカバーキーボードやSurfaceペンと組み合わせてノートPC、スタジオ、タブレットと様々なスタイルで使用できる基本デザインに変更はないが、13インチタッチスクリーンに大型化(Pro 7は12.3インチ)、ベゼルが細いモダンな外観になった。ディスプレイは最大120Hzのリフレッシュレートをサポート、周囲の環境光に合わせて自動的に色調整するAdaptive Color、HDR技術Dolby Visionに対応する。

リアカメラは10MPに解像度が向上し、4Kビデオの撮影に対応する。フロントカメラはPro 7と同じ5MP、1080pフルHD動画撮影に対応する。

プロセッサは第11世代Intel Core i5-1135G7、またはCore i7-1185G7。IntelのEvoプラットフォームに準拠した利用体験を提供する。I/OポートはUSB-Aがなくなり、Thunderbolt 4対応のUSB Type-Cポートを2つ装備する。

Surface Pro 8と共に「Surfaceスリムペン 2」(別売り)を発表した。ハプティック(触感)モーターを内蔵し、触感信号によって、画面のペン先から紙に書いているような感触を生み出す。最大120Hzのディスプレイによる滑らかな表示、Windows 11におけるInk機能の改良によって、これまで以上に自然な書き心地を実現しているという。専用キーボードも、Surfaceスリムペン 2を収納して充電できる「Surface Pro Signatureキーボード」にアップデートされた。

  • ディスプレイ:13インチ、PixelSense Flow、2,880×1,920(267ppi)、縦横比 3:2、最大120Hz
  • プロセッサ:第11世代Intel Core i5-1135G7/ Core i7-1185G7
  • グラフィックス:Iris Xe
  • メモリ:8GB/16GB/32GB(LPDDR4x)
  • ストレージ:128GB/256GB(リムーバブルSSD)、512GB/1TB SSD
  • カメラ:5MPフロントカメラ(Windows Hello対応)、10MPオートフォーカス機能付きリアカメラ
  • ワイヤレス:Wi-Fi 6(IEEE 802.11ax)、Bluetooth 5.1
  • ポート類:USB Type-C(Thunderbolt 4)×2、Surface Connect、Surfaceタイプカバーポート、3.5mmヘッドフォン
  • バッテリー容量:51.5Wh、通常のデバイス使用で最大16時間
  • そのほか:Dolby Atmosオーディオ搭載ステレオスピーカー、Dual far-fieldスタジオマイク、光センサー/加速度計/ジャイロスコープ/磁力計
  • サイズ(横×縦×高さ、重量):287×208×9.3mm、889g