Twitterの「公式マーク」とは?
Twitterで有名人などのアカウントに付いている青い公式マークは、正式には「認証バッジ」と呼ばれるものです。認証バッジが与えられるのは、Twitterが本物・公式であることを認めた著名なアカウント。信頼に値し、かつアクティブなアカウントであることも条件となっています。
2021年5月、停止されていた認証バッジの申請受付が再開
著名人や公的機関、企業などの偽アカウント対策のため設けられたTwitterの認証バッジですが、運営上の問題もあったことから2017年11月に中断。約3年半のブランクを経て、2021年5月に新たな認証プラグラムとともに申請の受付を再開しました。
Twitterは2017年11月当時のツイートで、認証バッジはそのアカウントが本物・公式であることを示すものだが、ユーザーにはTwitterがそのアカウントを支持する意味合い、あるいは重要度の指標として誤認され、混乱を招いていると問題点を総括しました。
Verification was meant to authenticate identity & voice but it is interpreted as an endorsement or an indicator of importance. We recognize that we have created this confusion and need to resolve it. We have paused all general verifications while we work and will report back soon
— Twitter Support (@TwitterSupport) November 9, 2017
次のツイートは、2021年5月21日に認証リクエストの受付再開をアナウンスしたものです。受付を数週間かけて徐々に復活させてていくこと、申請はアプリから行う方式をとることを伝えています。
Dear “can you verify me” ––
— Twitter Verified (@verified) May 20, 2021
Save your Tweets and DMs, there’s a new official way to apply for a blue badge, rolling out over the next few weeks.
You can now submit an application to request verification in-app, right from your account settings!
-Your verified blue badge source pic.twitter.com/2d1alYZ02M
公式マーク(認証バッジ)の取得要件
Twitterの公式マーク(認証バッジ)は、そのアカウントが本人のものであることを認める証ですが、誰でも気軽に取得できる仕組みではありません。著名であること、信頼に値することを示すため、ハードルの高い要件をクリアする必要があります。
著名性が認められるアカウントの要件
公式マーク(認証バッジ)が付与されるTwitterアカウントは、以下のカテゴリに属するものに限られます。
- 政府機関、その関係者
- 企業、ブランド、組織、その幹部
- 報道機関、ジャーナリスト
- エンターテインメント
- スポーツとゲーム
- 活動家、主催者、その他の有識者
例えば、俳優(タレント)に公式マークが付く条件は「IMDB(インターネット・ムービー・データベース)に名前が記載されている作品が少なくとも50以上ある」など。独立系やフリーランスのジャーナリストは「応募日から6カ月以内に公開された所定の要件を満たす署名入り記事を3件以上提出できる」など、アカウントの種類(職種)ごとに要件が定められています。また、アプリから申請する際に、要件を満たすかどうかの設問に答えていく必要があります。
詳しい条件はTwitter ヘルプセンターにてご確認ください。
認証の対象外となるアカウント
たとえ有名なアカウントであっても、以下の種類に属するものは認証の対象外となります。
- パロディ、ニュースフィード、コメンタリー、非公式のファン
- ペットや架空のキャラクター
- フォロワーやエンゲージメントの購入、販売をしているアカウント
- 重大な人権侵害行為が確認されたアカウント
信頼性が認められるための要件
Twitterの公式マーク(認証バッジ)付与を申請する際には、以下の3ついずれかの方法による本人確認が求められます。
- 公式ウェブサイトのリンクを送る(自分とTwitterアカウントに関する言及を含むもの)
- 運転免許証やパスポートなど、写真付きの公的身分証明書を送る
- 公式メールアドレスを送る(ドメイン確認あり)
アカウントの運用実態(アクティブ性)を証明するための要件
Twitterに公式マーク(認証バッジ)の付与を申請する際は、自分のアカウントがアクティブであるか否か、運用実態も審査されます。
- プロフィール欄に名前とプロフィール画像を表示している
- 過去6カ月以内にログインしている
- メールアドレスあるいは電話番号が登録済みである
- Twitterルールに違反せず、過去6カ月以内にロック措置を受けていない
次のページでは、Twitterアプリから公式マークの付与を申請する方法をレポートします。