Twitterの公式マーク(認証バッジ)に関する注意点
Twitterの公式マーク認証は、2021年5月に新規リクエストの受付を再開したばかり。Twitterが当初考えていた意図とユーザーの捉え方に齟齬が生じて、認証のあり方を見直したという経緯もあります。ここでは、公式マークに関する注意点をあらためて整理します。
公式マークは「Twitterが価値を認めた」という意味ではない
公式マークはあくまでTwitterが「本人である」と認めたアカウントに付与されるものであって、Twitterが「フォローする価値がある」「権威がある」と認めたアカウントではありません。
Twitterアプリの設定に「認証リクエスト」の項目がない
編集部が持つ5つのアカウントでTwitterアプリの設定項目を調べたところ、4つのアカウントでは「認証リクエスト」の項目が表示されず、申請できたのは1つのアカウントだけでした。
Twitter Verifyのツイートに記載されていたように、申請の受付は「ローリングアウト」の途中にあると推察されます。認証システムの仕様が固まって、「認証リクエスト」の項目がすべてのアカウントで表示されるには、しばらく時間がかかるのかもしれません。
申請を却下されても理由は明らかにされない
公式マークの申請が却下されても、Twitterからその理由は教えてもらえません。この記事でまとめた取得要件、またはTwitterヘルプセンターの「認証済みアカウントについて」を再確認するなど、自分で原因を探りましょう。
再申請は30日経過後に行える
一度申請が却下されても、再申請することは可能です。再申請は審査結果受領から30日経ったタイミングで行えます。その後も30日ごとに繰り返しチャレンジできますが、要件を満たしていなければ、何度申請しても却下されます。
Twitterの公式マークは外されることがある
Twitterの公式マークは予告なく外されることがあります。以下に該当した場合、自動的に公式マークを剥奪される可能性があります。
- Twitterルールに違反した場合
- ユーザー名を変更した場合
- 運用している痕跡がない場合
- アカウント保有者が認証された立場から離れ、条件を満たさなくなった場合
また、自分の公式マークや他人の公式マークを取り消すよう、Twitterに依頼する仕組みは用意されていません。
まとめ
Twitterの公式マークについて解説しました。公式マークが付いているTwitterアカウントはなりすましを疑う必要がないので、他のユーザーに安心感を与えます。一方、個人のアカウントで公式マークを取得したいと思っても、そのハードルは結構な高さがあります。Twitterの認証に値する著名なアカウントを運用している方は、取得要件を確認して申請にチャレンジしてはいかがでしょうか。