Twitterの名前、「アカウント名」と「ユーザー名」の違い
Twitterで「名前」といえば、一般的に「アカウント名(表示名)」のことを指します。そのほか、Twitterアカウントには固有の「ユーザー名」も付いています。この記事では、Twitterのアカウント名やユーザー名を変更する方法を紹介しますが、まず両者の違いを理解するところからはじめましょう。
Twitterの「アカウント名」とは
Twitterアカウントの名前は、Twitterの公式ヘルプでは「表示名」と表記されていますが、一般的には「アカウント名」と呼ぶほうが伝わるでしょう。アカウント名は最大50文字まで、ひらがなやカタカナ、漢字、英数字のほか、絵文字も使えます。唯一無二の名前である必要はなく、他のアカウントとまったく同じ名前をつけることも可能です。アカウント名はいつでも変更できます。
Twitterの「ユーザー名」とは
ユーザー名は「@」から始まる、アカウント固有の識別名です。長さは4文字以上15文字以内。@以下に使える文字は半角英数字とアンダースコア「_」のみです。ユーザー名はいつでも変更できますが、他のアカウントと同じものは設定できません。ユーザー名を変更しても、フォロワーや過去のDM(ダイレクトメッセージ)、自分宛ての返信(リプライ)などは引き継がれます。
「ユーザー名」と「ユーザーID」は別もの
「ユーザーID」という呼び方を見かけることがありますが、Twitterにおいては「ユーザー名」と「ユーザーID」はまったく異なるものです。ユーザーIDはTwitterから自動的に割り振られた記号で変更は不可。普通にTwitterを使っている分には、まず目にする機会はないので混同するのも無理はありません。ただし、Twitter上の会話で単に「ID」といわれた場合は「ユーザー名」を意味すると捉えるのが無難です。
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「ユーザーID」を確認するには、PCのWebブラウザでTwitterにアクセスし、ホーム画面を右クリックして「ページのソースを表示」を選びます。「id_str」を検索して、その後ろに表示された数字列がユーザーIDです
【関連記事】
Twitterの「ID」とは? 確認する方法は?
Twitterの「アカウント名」を変更する方法
ではこの記事の本題、Twitterの「アカウント名」を変更する方法を説明します。今回はiPhone版のTwitter公式アプリを使用していますが、Android版やPCブラウザ版のTwitterでも手順はほぼ同じです。
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【1】画面左上にある自分のアイコンをタップしてメニューを開き(PCでは左カラムのメニューから)、「プロフィール」をタップします
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【2】「変更」をタップします。Android版やPCブラウザ版のTwitterでは「プロフィールを編集」と表記されています
Twitterの「ユーザー名」を変更する方法
Twitterのユーザー名を変更する方法を説明します。はじめに、画面左上にある自分のアイコンからメニューを開きます。
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【3】「アカウント情報」をタップします。ブラウザ版Twitterではパスワードの入力を求められます
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【4】アカウント情報が表示されたら、「ユーザー名」をタップして、確認ダイアログの「次へ」をタップします
Twitterの名前が変更できないときの原因と対処法
Twitterのアカウント名やユーザー名を変更できない場合は、いくつかの原因が考えられます。
- 規定の文字数をオーバーしている
- 使用できない文字種や文言を入力している
- (アカウント名)プロフィール画像や自己紹介文を設定していない
- (ユーザー名)すでに使われているユーザー名と重複している
まず、アカウント名には50文字以内、ユーザー名には4文字以上15文字以内という文字数制限があります。ユーザー名では使用できる文字が半角英数字とアンダースコア「_」に限定されることにも注意してください。
Twitterのアカウント名にもユーザー名にも、「Twitter」や「Admin」の文字列を含めることはできません。たとえば「〇〇公式Twitter」といったアカウント名や「XXXXX_admin」といったユーザー名を入力すると、名前の変更が反映されません。ただし、「MN-ツイッター研究班A」のようにカタカナやひらがなであれば制限の対象外です。
Twitterアカウントを開設したばかりのユーザーに注意してほしいのが、プロフィール画像(アイコン画像)もしくは自己紹介文(プロフィール文)が未設定だとアカウント名を変更できないという点です。プロフィール画像、自己紹介文のどちらか一つだけでも設定すれば名前の変更が可能となります。
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プロフィール画像も自己紹介文も設定していないTwitterアカウントのプロフィール画面です。ボタンの名称が「プロフィールを入力」となっていて、アカウント名を変更できません。この場合、「プロフィールを入力」ボタンから、プロフィール画像もしくは自己紹介文を入力する必要があります
「ユーザー名」についての解説で触れたように、他のアカウントが使用中のユーザー名と同一のものは設定できません。アンダースコアを足したり、アルファベットの大文字と小文字を調節するなど、少しでも違いを作る必要があります。
Twitterの名前変更に関して、よくある質問
Twitterの名前を変更したことは他のユーザーにバレる?
Twitterではアカウント名を変更しても、ユーザー名を変更しても、その行動が自動的にツイートされることはありません。また、フォロー中のアカウントやフォロワーに対して。通知が送られこともありません。
ただし、自分がTwitter上でリツイートやいいねなど何らかのアクションを起こしたときに、旧知のフォロワーや相手に気づかれる可能性は否定できません。
変更前の「ユーザー名」は第三者が利用可能?
ユーザー名を変更すると、元のユーザー名は他のアカウントも使用できる状態になります。変更後に元のユーザー名を他のアカウントに使われたら、自分は元のユーザー名に戻すことはできません。
名前の変更はTwitter上での嫌がらせ対策に有効?
Twitter上で受けている嫌がらせやネットストーキングの対策として、アカウント名やユーザー名を変更するという手があります。しかしこれは、相手に「ユーザーID」を知られている場合には有効ではありません。たとえば、「https://twitter.com/intent/user?user_id=96903064」のようにユーザーIDが入ったURLをブラウザに打ち込むことで、Twitterのプロフィールにアクセスできるためです。
Twitterにおけるストーキング対策としては次の方法も検討しましょう。
- 自分のアカウントを非公開にする
- 相手をブロックする
- 別アカウントを作る
アカウントを非公開にする方法や複数のアカウントを作成する方法について詳しくは、下記の関連記事をご参照ください。
まとめ
Twitterのアカウント名、ユーザー名の変更について解説しました。アカウント名やユーザー名はいつでも変更できますが、頻繁に変更するとフォロワーが困惑するというデメリットもあります。従来の名前とかけ離れたものに変更するときは事前にツイートして告知したり、プロフィール欄に古い名前を併記しておくなどの配慮をするとフォロワーも混乱せずに済むでしょう。
以下、この記事のポイントをまとめます。
- Twitterの名前には「アカウント名」と「ユーザー名」がある
- アカウント名の変更は、自分のプロフィール画面から行う
- ユーザー名の変更は、メニューの「設定とプライバシー」→「アカウント」から行う
- 「ユーザーID」は名前ではなく、「ユーザー名」とも異なる