フィッシング対策協議会(Council of Anti-Phishing Japan)は8月13日(日本時間)、「フィッシング対策協議会 Council of Anti-Phishing Japan|ニュース|緊急情報|厚生労働省をかたるフィッシング (2021/08/13)」において、厚生労働省を偽装したフィッシングの報告を受けていると伝えた。

メールには、次のような件名が使われていると報告されている(ただし、下記以外の件名が使われている可能性もある)。

  • 【重要】新しいコロナウイルスの発生の予防と管理

確認されている偽サイトとしては、次のURLが挙げられている(下記以外のURLが使われている可能性もある)。

  • https://nlhw.qo.ip.●●●●.shop/
  • https://nlhw.qo.ip.●●●●.xyz/

報告されている詳細内容は次のとおり。

  • 「コロナウイルスの防疫や緊急救援の調整のため」と称して情報の登録を求めるメールが送られてくる
  • メールに記載されたログインボタンをクリックすると、個人情報の入力を求める偽のサイトに誘導される
  • 2021年8月13日の段階でフィッシングサイトは稼働している
  • 厚生労働省をかたるフィッシング (2021/08/13)

    厚生労働省をかたるフィッシング (2021/08/13)

フィッシング詐欺に使われているWebサイトは正式なWebサイトの内容をコピーして作成されることが多く、一見しただけで判別することがきわめて難しいという特徴があるため注意が必要。普段使っているサービスを利用する場合、メールやSMSに含まれているリンクからたどるのではなく、スマートフォンの公式アプリやWebブラウザに登録したブックマークなどからアクセスすることが推奨されている。