Twitterには特定の相手だけとメッセージを交換できるDM(ダイレクトメッセージ)機能が用意されています。この記事では、DMの送り方や DMを送信できるアカウントの条件、DMを送れないトラブルの原因などを解説します。

TwitterのDM(ダイレクトメッセージ)とは?

Twitterといえば、ツイートをオープンに投稿する使い方が主流ですが、DM(ダイレクトメッセージ)を使えば、非公開でメッセージをやり取りできます。メッセージを閲覧・投稿できるのは自分と相手だけに限られ、他のアカウントにやり取りを見られる心配はありません。

DMには静止画や動画ファイルを添付することも可能です。また、通常のツイートでは文字数が全角140文字・半角280文字までに制限されていますが、DMではなんと最大1万文字の長文メッセージを送受信できます。

TwitterのDM(ダイレクトメッセージ)の送り方

自分から相手に向けてDM送る方法を紹介します。自分からDMを送信できるアカウントのプロフィール画面にはDMボタン(封筒のアイコン)が表示されています。今回は手順の説明にiPhone版のTwitter公式アプリを使用していますが、Android版のアプリでも、ブラウザ版(PC版)のTwitterでも同様です。

  • TwitterアプリからDMを送る方法(iPhone/Android向け)1

    【1】DMを送りたい相手のプロフィールページを開き、DMボタン(封筒のアイコン)をタップします

  • TwitterアプリからDMを送る方法(iPhone/Android向け)2

    【2】①メッセージを入力し、②送信ボタンをタップします。画像添付ボタンから写真や動画を追加することも可能です

パソコンでメッセージ文を改行する方法

ブラウザ版(PC版)のTwitterでメッセージ文を改行する際は、「Shift」キーを押しながら「Enter」キーを同時に押しましょう。「Enter」キーを単独で押すと、改行されずに送信されてしまいます。

DM(ダイレクトメッセージ)の送受信が可能となる条件

TwitterのDMは、どんな相手アカウントにも送り届けられる仕様ではありません。かつては自分と相手が相互フォローの関係にならなければ、DMの送受信は不可能でした。しかし、現在はルールが緩和され、下記3種類のアカウントに向けてDMを送信できるように変わっています。

  • 自分をフォローしているアカウント、つまりフォロワー
  • すべてのDMを受信許可しているアカウント
  • 過去にDMをやり取りしたことがあるアカウント

DMを受信したアカウントが返信することで、相互フォローの関係になくても、互いにメッセージの交換が可能となります。

  • TwitterでDMを送信可能なアカウント
  • TwitterでDMを送信できないアカウント
  • 左右ともに自分がフォローしているアカウントのプロフィール画面ですが、左は「フォローされています」の表示とDMボタンがあります。右は相手から自分がフォローされていないため、DMボタンがありません

  • Twitter、「すべてのアカウントからのメッセージリクエストを許可する」をオン

    Twitterのメニューから「設定とプライバシー」→「プライバシーとセキュリティ」と進んだ画面です。「すべてのアカウントからのメッセージリクエストを許可する」をオンにすると、自分のフォロワー以外からのDMもメッセージリクエストとして受信する設定となります。詳しくは下記の関連記事をご参照ください

【関連記事】
Twitterの「DM解放」とは? 設定方法や注意点を解説

TwitterのDMをフォロワー以外の人に送るには?

DMの送信が可能となる条件は、「自分が相手をフォロー」することではなく、「相手が自分をフォロー」することです。これまで交流のない相手にDMを送るには、一時的に自分のアカウントをフォローしてもらうよう、リプライやメンションで丁寧に依頼しましょう。あくまで相手の好意に頼る形になりますので断られても、フォローを強制したり、逆恨みをしてはいけません。

相手が「すべてのアカウントからのメッセージリクエストを許可」していれば、いきなりDMを送っても届きますが、あまり一般的な設定ではなく稀なケースだと思うべきでしょう。

  • Twitter、DMを送信可能にするための依頼例

    フォロー関係にない相手アカウントにDMでのやり取りを依頼した例です

TwitterでDMが送れない場合の原因

TwitterのDMを送信できない場合は、下記のリストに挙げた原因が考えられます。大きく分類して4パターン、細かく分類すると11パターンの可能性があります。

  • DMの送信条件を満たしていない
    • 相手が自分をフォローしていない(相手からフォローされていない)
    • 相手と過去にDMをやり取りしたことがない
    • すべてのDM受信を許可していない(相手がDM解放していない)
    • (相手はDM解放しているが)自分のTwitterアカウントに電話番号が未登録
  • 相手が自分を避けている
    • 相手が自分をブロックしている
  • Twitterのルールに抵触した
    • 1日に送信できるDMの上限数を超えた
    • 複数の相手に同じ内容やリンクを送信した結果、スパムと判定された
    • 自分のアカウントが凍結されている
  • 各種不具合が生じている
    • 端末やアプリの不具合
    • 通信環境の不具合
    • Twitterサービスの不具合

それぞれの原因に対処する方法は下記の関連記事にて詳しく解説しています。合わせてご参照ください。

【関連記事】
TwitterでDMを送れないときの原因と対処法

Twitter DMの応用的な使い方

ここではTwitter DMの一歩進んだ使い方を紹介します。

既読を付けずにDMを閲覧する

Twitter DMの「既読」は、メッセージ下に表示されるチェックマークが灰色(未読)から青色(既読)に変化することで判断します。相手にメッセージを読んだことを知られたくない場合は、「既読通知」の設定をオフにする必要があります。詳しくは下記の関連記事を参考にどうぞ。

【関連記事】
TwitterのDMで既読を確認する方法、既読をつけずに読む方法

DMで送受信した動画を保存する

Twitter DMで送受信した動画は、スマホのTwitter公式アプリやブラウザ版のTwitterではダウンロードできません。しかし、「TwiDropper」や「Video DownloadHelper」といった外部ツールを使うことで保存が可能です。これら外部ツールの使い方は下記の関連記事で詳しく解説しています。

【関連記事】
TwitterのDM(ダイレクトメッセージ)に添付された動画を保存する方法

DMを削除する

Twitter DMは、一つずつ個別に削除したり、相手アカウントとの履歴を一括削除することができます。ただし、自分の画面からは消去されますが、相手の画面には表示が残ります。詳しくは下記の関連記事をご参照ください。

【関連記事】
TwitterでDMを削除する方法 - 送信取消(相手側も消去)はできない?

グループDMを作成する

Twitter DMでは、複数のフォロワーを招待して(最大50名)、「グループ」を作成することも可能です。グループDMの詳細は下記の関連記事をご参照ください。

【関連記事】
Twitterで「グループDM」を作る方法 - 退出の仕方も解説

まとめ

TwitterでDM(ダイレクトメッセージ)を送信する方法について解説しました。DMでは他のユーザーとクローズな会話ができます。普段はオープンなツイートで広くコミュニケーションを楽しみ、大事な話があるときはDMを活用するとよいでしょう。